2006年02月18日(土) |
美人秘書ヒロミちゃん |
昨日ヒロミに『月夜待』の話をした。 「『月夜待』というのが、ちょっと話題になっとるんよ」 「何、それ?」 「おれの作った歌」 「ああ歌ね。演歌?」 「いや、演歌じゃないけど、それっぽいのう」 「ふーん。でも、話題になっとるとかすごいやん」 「おう。それも全然知らんところでやけの」 「最近作ったと?」 「いや、前の会社でヒロミと仕事しよった時には、もう出来ていた」 「そんな昔の歌なん?」 「うん」
「ねえねえ、もしその歌がヒットしたらどうすると?」 「ヒットしたら、すぐにヒロミをマネージャーとして雇う」 「わたし、マネージャーとか出来んよう…」 「じゃあ、秘書にしてやる」 「えっ、秘書にしてくれると?」 「おう。美人秘書とかいうて、有名になるかもしれんぞ」 「ねえ、そうなったら、東京とかにも行くようになるんかねえ?」 「そうなるかもしれん」 「じゃあ、今の仕事辞めないけんやん」 「そうやのう」 「じゃあ、服とかもいっぱい買っとかないけんね」 「‥‥」
さて、今日のこと。 別の用があって、ヒロミに電話をかけた。 「‥‥。ねえねえ、しんたさん」 「あっ?」 「昨日の件やけど」 「昨日の件…、何やったかのう?」 「歌よ、歌」 「ああ、あれね」 「今日ね、お母さんに言うたんよ」 「えっ、何と言ったんか?」 「わたし今度、しんたさんの美人秘書になるけ、今の仕事辞めないけんようになったんよ、って」 「えーっ!!」 「でね、週末は東京に行かないけんけ、犬の世話も頼んどいたよ」 「‥‥」 「紅白とかも出るかもしれんけ、今年からカウントダウンに行けんと言っておいたけね」 「‥‥。それ言うたのお母さんだけか?」 「お母さんとねえ、あと友だちに言うた」 「‥‥」 「そうそう、友だちに言うたら、その友だちが別の友だちに電話したよ」 「何と言いよったんか?」 「ヒロミちゃん、仕事辞めるらしいよ、って」 「‥‥」
『月夜待』、ヒロミの中では大ヒット中である。
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