2006年02月12日(日) |
その痛みを自分で乗り越えろ! |
今朝はどうなったかというと、昨日の日記の更新は何とか9時で終わらせたのだが、その後戸締まりなどをやっていたために、結局家を出たのは9時10分を過ぎていた。 平日なら完全に遅刻をする時間だ。 しかし、さすがに日曜日は道が空いている。 おかげで会社にはギリギリ間に合った。 やはり日記というのは、遅くとも寝るまでには仕上げておくべきものだ。 そして、ゆとりを持って朝を迎えたいものである。
さて、先日、姪の大学受験合格祈願に太宰府まで行ったことを書いた。 試験はその翌週の日曜と月曜だったから、先週行われたことになる。 日曜日が第二志望校で、月曜日が第一志望校だった。 私大ということもあり、発表はまだ先のことだろうと思っていた。 ところが昨日、嫁ブーから結果報告の電話が入った。
「今、電話が入ったんやけど、今日第一志望校の発表があったらしいよ」 「もう発表か?まだ1週間経ってないやないか」 「うん。あそこ発表が早いらしいんよね」 「そうか。それで、どうやったんか?」 「それがね…」 「それが?」 「だめやったらしいんよ」 「…そうか」
ということで、残念ながら第一志望校はだめだった。 しかし、終わったわけではない。 まだ第二志望校の発表と、第三志望校の受験が残っているのだ。
気を取り直して、ぼくは口を開いた。 「でも、まだ終わったわけじゃないやないか。そこを落ちても次があるんやし…」 「そうなんよ。そうなんやけどね…」 「あっ?」 「本人は早々と浪人を決め込んどるんよ」 「えっ、ということは、第二志望校に受かっても行かんということか?」 「うん…」
何ということだ。 普通なら、それらの結果を待ってから進路を決めるはずである。 ところが、姪は他に大学がないがごとくで、さっさと自分の進路を決めているのだ。 第一志望校はもちろんだが、第二志望校だって第三志望校だって、そこを照準に合わせた予備校があるくらい有名な大学なのである。 ぼくの頭なら、それこそ何浪しても通らないだろう。 いや、その予備校にも入れないだろう。 まあ、まだ合格が決まったわけではないが、それにしてももったいない気がする。 しかし、本人がそれでいいのならしかたない。 姪の性格からして、そうしないと気がすまないのだろう。
姪は言ったそうだ。 「うちの親族で、今の私の痛みをわかってくれるのは、しんにいちゃんしかいない」と。 確かに大学に落ちた痛みを知っているのはぼくだけかもしれない。 だからこそ、ぼくだけが、姪の痛みをわかってやれるかもしれない。
しかし、一つだけ姪に知っておいてもらわなければならないことがある。 それは、ぼくには痛みはわかってやれても、その痛みを取り除いてやることなんて出来ないということである。 なぜなら、ぼくは落ちた痛みだけしか知らないからだ。 それを乗り越えることをしなかったために、そのあとにある喜びを知らないのだ。
ということで、こういう痛みだらけの叔父には、「その痛みを自分で乗り越えろ!」としか言えない。
|