| 2005年11月15日(火) |
いよいよ灯油のいる季節になってきた |
今日は休みだったが、これと言って予定もない。 ということで、疲れを癒すために、家にいることにした。 朝起きてから、先日買ったこたつの中でゴロゴロして、テレビを見ていた。 ところが、今日は寒かった。 こたつではどうも物足りないのだ。
そこで、昼から灯油を買いに行くことにした。 出かける前に、まず店を決めなければならない。 ある人から、今年の灯油の相場は1缶(18リットル)1300円くらいだと聞いていた。 毎年買っている米屋は、いつも相場以下で売っているから、まだ安いはずだ。 そこで、電話を入れてみると、案の定安かった。 1098円である。 もっと安いところはないかと思って探してみたが、近くのホームセンターは1100円、いつもガソリンを入れているスタンドは1230円だった。 ということで、今年も灯油は米屋で買うことにした。
さっそく灯油缶を用意して、米屋に向かった。 買ったのは5缶で、家が1缶、実家が4缶である。 灯油を買う時は、いつも実家の分もいっしょに買うことにしている。 別々に買っていると、その都度店に行かなければならないので面倒だからである。
しかし、灯油は重い。 家はエレベータがあるからまだしも、実家にはそれがない。 男手はぼくしかないから、当然運ぶのはぼくの仕事である。 実家は団地の3階だ。 4缶だから、そこを2往復しなければならない。 初回はそれほどでもないが、2回目が地獄である。 初回の運搬を終え、階段を下りる時には、すでに膝にきている。 その状態で2回目を運ぶものだから、上手くバランスが取れない。 それでも我慢して階段を上っていく。 だが、方向を転換するたびに灯油缶に振り回されてしまう。 あげくに壁にぶつかったり、灯油がこぼれてたりしてしまう。 さらに、3階に着いた時には、動悸と息切れがしてしまう。 時には気分が悪くなることもあるのだ。
それが嫌でガスファンヒーターに変えようと思ったこともある。 ガス会社のチラシが入っていると、目を凝らして見ていたものだ。 値段はそこそこで、工事代もそうかからないようだ。 そこで、実際にガスファンヒーターを使っている人に、使い勝手を聞いてみた。 ところが、その人から意外なことを聞いた。 ガスは高くつくと言うのだ。
そこで、ガス器具を取り扱っている取引先に聞いてみると、「その通りです」と言う。 「冬場はただでさえガス代が上がるでしょう?」 「そうやねえ。冬場はえらく高くなるよね。ひどい時には普段の3倍近くなることもある」 「そうでしょ」 「その冬場にガス代の増えた分と、灯油ひと月分と、どちらが高いですか?」 「ガスの方やね」 「そうでしょ。冬場にガス代が高くなるのは、湯沸かし器や風呂で夏場よりちょっと多めに使うからなんです。そのちょっとが、あの金額になるんですよ。ファンヒーター使用すると、その分も加算されるわけでしょ。しかも、ファンヒーターの場合、使うのはちょっとじゃないですよね」 「なるほどね。でも、関東や関西の人は、けっこう多くの人が使いよるみたいやん」 「関東や関西の方はガスが灯油並みに安いんですよ」 「えっ、何で? 同じガスやん」 「よくわからないけど、きっと人口が多いからでしょうね」 ということで、ガスファンヒーターを断念したのだった。
さて、これから約半年の間、灯油缶と戦わなければならない。 すでに気が遠くなっている。
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