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2004年11月04日(木) 井口問題

またしても不可解な事件がホークスに起こった。
井口事件である。
昨日、井口はメジャーへの挑戦を発表した。
しかも、ポスティングシステム(入札制度)ではなく、自由契約選手となった上での退団である。
主力選手を自由契約にするという、前代未聞の事件が起きたのだ。

ご存知の方も多いだろうが、昨年の小久保事件のあとに、前球団社長で現強制セクハラ事件容疑者である高塚猛と井口との間で交わされた密約(覚書き)に『オーナーかオーナー代行のどちらかが辞めた時には、あんたはメジャー行きでも何でも好きにしていい。球団には文句を言わせない』という内容の条文があった。
9月にそのオーナー代行である高塚が辞任したため、上の覚書きが生きてきたのだ。
元々メジャー行きを希望していた井口は、これをチャンスと手を挙げた。
その結果、今回の自由契約になった上でのメジャー挑戦となったわけである。

今回のことで一番損害を被ったのは、球団とファンだ。
自由契約であるが故に、球団は金銭的にも人的にも何一つ見返りがないのだ。
昨年の、小久保の無償トレードと同じパターンである。
一方のファンも、昨年同様、球団に裏切られるような格好となった。
しかも、井口は今回のプレーオフでもそうだったように、ここ一番に強い選手である。
ファンが持っている数多くの『あの場面』の記憶の中には、井口の姿がいくつもあるのではないだろうか。
「いよいよ9回裏の大詰め。1点ビハインドのホークス、2アウトながらもランナーは2,3塁。一打サヨナラのチャンスです。ここで迎えるバッターはチャンスに強い井口。さあピッチャー、第一球を投げた。…。打ったー、行ったー。ライトスタンド一直線。井口逆転サヨナラホームラン!!」
こういう胸のすくような放送が聴けなくなるわけだ。
こんなにつらいことはない。

昨年の小久保事件のあと、高塚についてはいろいろと悪い噂が流れていた。
球場内でのマナーの悪さ、主力選手や球団職員との確執、もちろんセクハラの噂も流れていた。
そのへんを、各スポーツ紙はこぞって取り上げ、中でもスポニチはかなり強い口調でたたいていた。
ファンの間でも、「高塚を辞めさせろ」コールが起こり、球団に抗議の電話をかけたり、署名運動を行ったりしていた。

おそらく、今回の井口問題は、そういったことを逆恨みした高塚が、「おれに逆らうと、こういうことになるぞ」ということで仕掛けた罠だったのだろう。
その結果、球団やファンは大きな損害を被った。
しかし、『人を呪わば穴二つ』で、高塚自身への見返りは、さらに大きなものとなったのだ。

さて、ここ数日の新聞やニュースは、高塚一人が悪党としてやり玉に上がっている。
『川に落ちた犬は叩け』ということで、これも仕方がないのかもしれないが、何かしっくり来ない。
この覚書きを見た限りでは、もう一人悪党がいるではないか。
「オーナーかオーナー代行」と覚書きでも謳っているくらいだから、オーナーである中内氏も同じ穴の狢である。
彼は青山学院大出身で、小久保や井口にとっては先輩にあたる。
彼らをホークスに引っ張ってきたのは、彼の働きもあったと聞いている。
「おれが引っ張ってきたんだから、おれを辞めさせたら彼らも道連れにするぞ」ということではなかったのだろうか。
オーナーとはいえ、やはり球団よりも我が身がかわいいのだろう。
しかし、小久保・井口両選手がいなくなった今、オーナーのクビも切りやすくなったのではないだろうか。
選手を引き留めることをせず、逆に放出に協力しているようなボンボンオーナーの顔なんて、もう見たくない。
「永久オーナー」は永久に退いてほしい。


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