昨日、テレビで夕方ワイドを見ていると、キャスターが開口一番「皆さん、明日は何の日か知っていますか?」と尋ねた。 それを聞いて、ぼくは「さて、何の日だったか?」と考えた。 「鉄道記念日は14日やったなあ。うーん、また語呂合わせか。でも『トイロの日』なんてなかったし…」 ということで、結局答は出なかった。 答はというと、「明日は日本シリーズが開幕する日です」だった。 そのあとにキャスターは「皆さん忘れていたでしょ?」と言った。 忘れていたどころではない。 ぼくは知らなかった。
買い物帰りの車の中、ラジオを聞いていると、「日本シリーズが明日からだということを知らない人が多いですね。きっとホークスが出ないから関心ないんでしょうね。もしホークスが日本シリーズに出ていたら、今頃局内は、明日からの番組編成や何やで、てんやわんやだったはずです」と言っていた。
11日に全日程の終わったホークスファンにとっては、日本シリーズなんて何の意味も持たないのだ。 おそらく中継は見ないだろうし、結果はスポーツニュースあたりでチェックするくらいだろう。 そして、もし西武が負けたら、「ホークスが出ていたら勝っていたのに」と思うにちがいない。 とにかくプレーオフ5試合で精も根も尽き果てたか、いまだ『10.11ショック』を引きずって野球のことを考えたくないのが現状である。 少なくともぼくは。
それよりも、ホークスファンの今一番の関心事は、ホークスの身売り問題である。 ライオンズ移転後、10年かけてやっとプロ野球チームを呼び戻したのに、今またこういう形で福岡を離れて行きかねない状態なのだ。 相手がホークスファンだと、自然「どこに身売りするんかのう」という話題になってしまう。 おそらく、多くのホークスファンも同じだと思う。 そこでは、日本シリーズの話題など触れる余地はない。
しかし、今年のホークスファンは泣きっ面に蜂だ。 レギュラーシーズンを一生懸命応援して、ようやく1位になったのに、おいしいところは西武に持って行かれ、まだそのショックが癒えない時期なのに、今回の身売り騒動である。 昨年も、日本シリーズの前後に身売り話が持ち上がり、優勝を決めたあとには例の小久保事件が待っていた。 いったいいつになったらホークスファンは、心の底から優勝を喜べる日が来るのだろう。
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