夜からずっとパソコンの前に座っているが、何も出てこない。 考えがまとまらないのではない。 ひとつのことに悩んでいて、それが元で日記に手が着かないのだ。 その一つの悩みとは、歯痛である。 昨日の夕方あたりから、歯が浮いたような状態が続いているのだ。 その部分に触れないと何と言うことはないのだが、噛み合わせると歯茎の奥がうずき、歯がドクドクと脈打っている。 その状態がしばらく続き、また小康状態が訪れる。
こういうことはよくある。 特にこの時期のような季節の変わり目に多い。 そのため「いつものことだ」と気にしないでおいたのだが、それが二日間も続くとなるとことは重大だ。 普通の人なら、さっそく歯医者に行くのだろうが、ご存じの通り、ぼくは大の病院嫌いである。 さらにそう公表した時点から、病院に行くことを意地になって拒否している。 だから、なかなか歯医者に行くことに踏み切れない。 もし歯医者に行くことを決心したとして、健康保険証を探さなくてはならない。 それがまたおっくうである。
さて、仮に歯医者に行ったとしよう。 まず医者の口から出る言葉は、「よくこんなになるまで放っておいたもんやねえ。悪くなった時すぐに来ていれば、こんなに痛い思いをしなくてもすんだのに」だろう。 小さい頃から何度も歯医者に通っているので、医者の言う言葉くらいわかっている。 それに返事をしなければならないと思うと、気が重くなる。 小さい頃と違って、今はへそ曲がりな人間になっているから、素直に「そうですね」などと反省の弁を述べるとは思えない。 「悪くなった時といっても、それは20年以上も前の話です。今さら過去のことをとやかく言っても、どうしようもないでしょう」などと答えている自分が目に浮かぶ。
とはいえ、ぼくは今、歯医者に行くかどうしようかということを悩んでいるのではない。 歯茎を塩もみしようかどうかで悩んでいるのだ。 これやると、しみるんです。 特にその痛い歯は神経が出た状態になっているので、ちょっとでも刺激を与えると、飛び上がるほどの痛みが走る。 シミュレーションしてからはや2時間たつが、いまだに決めかねている状態である。
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