| 2004年05月24日(月) |
あんたの言っている「差別」とは何だ? |
ATOK17は、『きむじょんいる』と入れると『金正日』に一発で変換してくれるが、『きんしょうじつ』や『きんしょうにち』と入れても『金正日』とは変換してくれない。 いったいどこの国のソフトなんだろう。 しかし、『ちょそん』と入れても『朝鮮』にはならない。
例えば『イエス・キリスト』は万国共通の呼びかたではない。 英語読みだと『ジーザス・クライスト』となる。 毛沢東は『もうたくとう』なんだし、『胡錦濤』は『こきんとう』なんだから、『きんしょうじつ』で充分である。 なぜなら、『金』と書いて『きむ』、『正』と書いて『じょん』、『日』と書いて『いる』と読めなんて、学校で教えてもらってないからだ。
さて、そのキン・ショージツ。 先日の日朝首脳会議でわけのわからないことを言っていた。 「在日朝鮮人が差別される事がないように…」 「差別」、現代の日本人が一番忌み嫌う言葉である。 それを彼は知っている。 そして、それを利用している。 そう、「差別」というお題目を唱えれば、日本の地ではどんな無理難題でも通るのだ。
例えば、『関係者以外立入り禁止』という張り紙が貼ってある場所に、ある部外者が張り紙を無視して入ろうとする。 それを関係者が阻止する。 その部外者は「なぜ入れないのか」と言いがかりをつけ、そして騒ぎ出す。 その騒ぎを聞いたその部外者の取り巻きが、「入れない」という行為だけを取り上げて、世間に「差別された」という噂を広める。 「差別」という言葉に弱い関係者は、渋々謝罪する。 そして金を巻き上げる。 戦後の日本では、こういうことが幾度となく繰り返されてきた。 そして、そういう人たちの言いなりになってきた。 今回のキン・ショージツの「差別…」発言は、そこを狙ったものだろう。
いったい日本人は在日朝鮮人を差別しているのだろうか? ぼくはそうは思わない。 日本が戦争に敗れた時、「おれたちは戦勝国だ」と言ってはばからず、日本人を迫害したり土地を略奪したりした在日朝鮮人。悪行の限りを尽くした朝鮮高級学校の一部の生徒。今回の拉致事件に関わった在日朝鮮人がいる。 日本人はそういう一部の在日朝鮮人の行為に対して、怒りや嫌悪感を持っている。 だけど「罪を憎んで人を憎まず」のお国柄だから、それが差別には繋がらない。 それは犯罪者に対する感情と似ている。 おそらく、一部の在日朝鮮人は、日本人のそんな自分たちに対する怒りや嫌悪感を、「差別」だと捉えているのだろう。 彼らの言う「差別」とは、己の悪行を非難中傷されることなのだから。
そういうことを抜きにすれば、日本人は在日朝鮮人に対して何らわだかまりを持っていない。 例えば焼き肉屋。 「おいしい」と言われれば、その店の経営者が日本人とか在日朝鮮人とかには、まったくこだわらない。 たとえそこが在日朝鮮人が経営している店であっても、足繁く通うだろうし、「さすが本場の味は違う」と褒め称えるだろう。
「チマチョゴリをハサミで切られた」だ? それはきっと変質者の仕業でしょう。 その変質者に対して、日本人は怒りや嫌悪感を抱いている。 しかし、そういう変質者に対しても、日本人は差別をしないだろう。
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