数日前のことだった。 朝起きると首筋が張っていた。 別に寝違えたわけではなく、寝ている時に変な姿勢をとっていたために、つったのだった。 そういうわけで、その日は無理をせず、寝る時にも枕の位置や寝るむきなどをちゃんと確認し、充分気をつけて寝ることにした。 ところが、翌日も同じように首筋が張っていたのだ。 それ以降、ずっと朝起きると首が張っている状態が続いている。
昨日はそれだけではなかった。 背中に違和感を感じたのだ。 おそらく、首を守るために、潜在意識が無理な姿勢をとらせたために、背中に負担がかかったのだろう。 違和感を感じたのは、ちょうど肩胛骨と背骨の真ん中あたりだ。 その痛みからして、背骨のずれであることがわかる。 そのずれた部分が、背筋を圧迫しているのだ。 こういう時は、背筋をまっすぐに伸ばして、ずれを矯正してやらなければならない。 というので、昨日は暇を見つけては、高いところをつかんで、鉄棒のようにぶら下がっていた。
この運動は、痛みを軽減させる効果もある。 背骨がずれている場合、ずっと同じ姿勢をとっていると、だんだん痛みが増してくる。 そういう時にこれをやると、痛みがかなり軽減されるのだ。 その運動のおかげで、昨日は何とか痛みをしのぐことが出来た。
ところが、今朝起きてみると、かなり痛みがひどくなっていた。 とにかく立っていられない、座っていられない状態だった。 運良く、今日が休みだったので救われたが、何とか今日中にこの痛みを解決しておかないと、明日の仕事に差し障りがでてくる。 というので、今日は長時間風呂に入っていた。 温めていると、治るかもしれないと思ったからだ。 確かに痛みは和らいだが、体が冷えてくると、また痛み出す。 しかし、何度も風呂に入ってばかりもいられないというので、温湿布を貼ることにした。 そういうわけで、今は背中に温湿布を貼った状態で、この日記を書いている。
しかし、なぜ急に首や背中が痛くなったのだろう。 痛くなった当初は、季節の変わり目だからということにしておいた。 だが、立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続いているので、到底季節の変わり目だとは思えない。 「さて、なぜだろう?」と色々思いを巡らせてみると、一つだけ思い当たることがあった。 それは、毛布である。
先日の積雪以来、ぼくは布団の上に毛布をかけて寝ている。 ところがその毛布、毛布にしてはかなり重いのだ。 もしかしたら、その毛布が寝返りを阻止しているのではないのだろうか。 そう思って、さっき布団の中にもぐって、ちょっと寝返りを打ってみた。 「!」 原因はこれだった 重さで、力を入れないと寝返りが打てないのだ。 元々、ぼくは冬場でも毛布を使う習慣がない。 それなのに、わざわざ重い毛布を引っかけたものだから、こういう事態になったのだ。 ということで、今日からは毛布をかけないで寝ることにする。
明日の朝が楽しみだ。
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