【立春】 この言葉を聞くと、なぜかホッとする。 春がもうそこまで来ているのである。 とは言え、今日は寒い一日だった。 午前中は、何と雪が舞っていた。 高校の頃に習った『早春賦』という歌が、口をついて出た。 「春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど ときにあらずと 声も立てず ときにあらずと 声も立てず〜♪」(詞;吉丸 一昌)
【早春賦】 その『早春賦』であるが、習った時期が悪かったのか、ぼくはこの歌を、長い間『知床旅情』のパクリだと思っていた。 そう、『知床旅情』はぼくが中学の頃に流行った歌だからだ。 しかし、よくよく考えてみると、当時の教科書に載っているくらいだから、『早春賦』の歴史はもっと古いはずである。 ということで、後年そのことを調べてみた。 何とこの歌は大正2年に出来ているではないか。 ということは、『知床旅情』の作曲者である森繁久弥がパクったことになる。 とは言うものの、加藤登紀子の歌でその歌が流行った時も、そのことが話題になったことはない。 もしかして世間は、「森繁さんが、パクリをやるはずがない」とでも思っているのだろうか。 それとも、「森繁さんに意見するなど、恐れ多い」とでも思っているのだろうか。
【申年】 干支はこの日を年明けとする。 つまり、今日からが本当の申年である。 九星や四柱推命といった中国の占星術は、常にこの日を年の初めとしている。 元日から節分までに生まれた人は、その前年の干支が自分の本当の干支であるから、お間違えのないように。 例えば、うちの嫁さんだが、彼女は昭和38年の1月生まれである。 ずっと本人は卯年生まれと思っていたのだが、実は寅年なのである。 「いや、私はトラが混じったウサギ」などとたわけたことを言っているが、彼女は何も混じってないトラである。
【初詣】 前に、「立春が過ぎたら、宗像大社に初詣に行く」と、日記に書いたことがある。 今日は休みで、しかも立春。 朝から「雪がやんだら行こう」と思っていたところ、午後から日が差してきた。 「これはチャンス」と思い、ちょっと外に出てみた。 やめた。 寒いからである。 いまだ風邪もどきが治っていないので、無理をするまいと思ったのである。 ということで、初詣は先送りになってしまった。 次の休みは明後日だ。 もし晴れて、寒くなければ行くことにしよう。 ああ、そうだった。 風邪もどきも治っていなければ、行くことは出来ない。
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