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2004年02月04日(水) 春は名のみの

【立春】
この言葉を聞くと、なぜかホッとする。
春がもうそこまで来ているのである。
とは言え、今日は寒い一日だった。
午前中は、何と雪が舞っていた。
高校の頃に習った『早春賦』という歌が、口をついて出た。
「春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
ときにあらずと 声も立てず
ときにあらずと 声も立てず〜♪」(詞;吉丸 一昌)

【早春賦】
その『早春賦』であるが、習った時期が悪かったのか、ぼくはこの歌を、長い間『知床旅情』のパクリだと思っていた。
そう、『知床旅情』はぼくが中学の頃に流行った歌だからだ。
しかし、よくよく考えてみると、当時の教科書に載っているくらいだから、『早春賦』の歴史はもっと古いはずである。
ということで、後年そのことを調べてみた。
何とこの歌は大正2年に出来ているではないか。
ということは、『知床旅情』の作曲者である森繁久弥がパクったことになる。
とは言うものの、加藤登紀子の歌でその歌が流行った時も、そのことが話題になったことはない。
もしかして世間は、「森繁さんが、パクリをやるはずがない」とでも思っているのだろうか。
それとも、「森繁さんに意見するなど、恐れ多い」とでも思っているのだろうか。

【申年】
干支はこの日を年明けとする。
つまり、今日からが本当の申年である。
九星や四柱推命といった中国の占星術は、常にこの日を年の初めとしている。
元日から節分までに生まれた人は、その前年の干支が自分の本当の干支であるから、お間違えのないように。
例えば、うちの嫁さんだが、彼女は昭和38年の1月生まれである。
ずっと本人は卯年生まれと思っていたのだが、実は寅年なのである。
「いや、私はトラが混じったウサギ」などとたわけたことを言っているが、彼女は何も混じってないトラである。

【初詣】
前に、「立春が過ぎたら、宗像大社に初詣に行く」と、日記に書いたことがある。
今日は休みで、しかも立春。
朝から「雪がやんだら行こう」と思っていたところ、午後から日が差してきた。
「これはチャンス」と思い、ちょっと外に出てみた。
やめた。
寒いからである。
いまだ風邪もどきが治っていないので、無理をするまいと思ったのである。
ということで、初詣は先送りになってしまった。
次の休みは明後日だ。
もし晴れて、寒くなければ行くことにしよう。
ああ、そうだった。
風邪もどきも治っていなければ、行くことは出来ない。


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