2004年02月01日(日) |
久々の音楽活動(上) |
久しぶりに音楽活動みたいなことをやった。 いや、活動と言っても、あるところにプレイヤー登録し、歌を一つアップロードしただけの話で、かつてやっていたような、コンテストに参加するとか、レコード会社のオーディションを受けるといったようなことではない。 あの頃ほど音楽に対する情熱はないし、「ミュージシャンになる」という夢をいまだくすぶらせているわけでもない。 まあ、何と言ったらいいか、「趣味だけでも箔を付けたい」といったところだろうか。 しかし、そうは言いながら、アップロードした歌は「歌のおにいさん」と同じく、音の質の悪いものである。 これでは箔も付かないだろう。
ところで、そこに登録する時に、まず悩んだのが、作詞作曲の欄だった。 最初は本名で書こうかと思った。 だが、それはやめた。 もしこのサイトを見ている人が、そこを見つけた場合を考えたのである。 「あ、これ、しろげしんたの歌やん。あいつこんなところに登録しとるんか」 そして、作詞作曲のところを見ると、そこに見慣れない名前が書いてある。 「えっ、何これ? もしかして、これが奴の本名? プッ、変な名前やのう」 本名登録をやめた理由は、こんなふうに思われるのが嫌だからである。
断っておくが、別にぼくの名前は変ではない。 難しい漢字を使っているわけでもないので、普通通りに読めば、決して間違うようなことはない。 ところが、今まで半分以上の人が、まともに読んでくれたことがないのだ。 そのたびに、ぼくは「何でこの人は、こんなに難しく読むんだろう?」と思ってしまう。 人の名前とは、ある意味イメージで覚えるものである。 理屈で覚えたのなら、簡単に修正が利くだろう。 しかし、イメージで覚えたものは、そうたやすく修正が利くものではない。 ぼくは、自分の名前を通して、嫌と言うほどその経験をしてきている。 そう、最初に正しく覚えてもらわないと、一生その人は、ぼくの名前をまともに読んでくれないことになる、ということだ。
ということで、作詞作曲のところに本名を書いたとしても、おそらく半分以上の人が、まともに読んではくれないのはわかりきっている。 ネットの世界のことだから、直接会って、「これは、こう読むんです」と教えるわけもいかない。 そうなると、その人は「プッ、変な名前やのう」を一生続けることになるだろう。
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