頑張る40代!plus

2003年12月19日(金) ジャンバー

ぼくは冬になると、いや上着が必要な季節になると、必ずジャンバーを着るようにしている。
かつては、毛糸の分厚いセーターなども着ていたことがあるのだが、それだとちょっと都合が悪い。
そのことに気づいて以来、ずっとジャンバーで通しているのだ。

小学生の頃、よく先生から「ポケットに手を突っ込んで歩かないように」と言われていた。
確かその時は、倒れた時に受け身が取れないからだ、という説明を受けていた。
しかし、ポケットに手を突っ込んでいても、受け身はちゃんと取れた。
そのことがわかってから、先生の注意を聞き流すようになった。
なぜあの時、「姿勢が悪いと、胃が悪くなるよ」と言ってくれなかったのだろう。
そう言ってくれていれば、学生時代を通して、胃弱に悩むことはなかっただろう。
そう、ぼくは20歳を過ぎるまで、年中ポケットに手を突っ込んで歩いていたのだ。

せめて寒くない時期だけでも、ポケットから手を出していようと思ったのは、20歳を過ぎてからだった。
周りの人から、「ポケットに手を入れていると、姿勢が悪くなるよ」と度々言われるようになったからだ。
そこで、ポケットに手を入れる癖を治そうという気になった。
それ以来、慢性の胃弱は治った。
が、やはり冬場になると寒さのあまり、つい昔の癖が出て、気がつくとポケットに手を突っ込んでいる。
そして、胃が悪くなる。

「冬場、ポケットに手を突っ込まないようにするにはどうしたらいいか?」
そういうことを考えなかったわけではない。
手袋や軍手を使ったこともある。
が、それでもポケットに手を突っ込むのだ。
バイク用の分厚い手袋に替えてもみた。
ところが、汗で蒸れてしまい、湿疹が出来てしまったのだ。
結局、手袋策を諦めざるをえなくなった。

要は、ポケットに手を突っ込んでも姿勢を崩さなければ、胃が悪くなるようなことはないのだ。
そこで、冬場は上着に大きなポケットがついたものを着るようにした。
上着にポケットがなかったり、あっても小さなものだったりした場合は、どうしてもズボンのポケットを頼るようになるからだ。
ズボンのポケットに手を突っ込むと、当然姿勢が悪くなる。
ぼくが冬場にジャンバーを愛用するのは、そういう理由からである。


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