頑張る40代!plus

2003年12月17日(水) 年賀状

母が必死に年賀状を書いている。
まあ、ワープロを使っているので、書いていると言うより、打っていると言ったほうがいいだろうが。
昨年、ワープロでは何だからというので、安いパソコンを買い与えたのだが、使い慣れたほうがいいのか、いまだ電源を入れたことがないようだ。
おそらく、プリンターのインクは目詰まりしていることだろう。

ぼくは年賀状を書く習慣がない。
だから年末にも、こうやって毎日日記を更新する時間が持てるわけだが、もし年賀状を書く習慣を持っていたとしたら、今頃日記を書いている暇はなかったにちがいない。
きっと今の母と同じく、必死に年賀状に取り組んでいたはずだ。
元々凝り性な性格なので、ありふれた年賀状を嫌って、より個性的な年賀状作りに励んでいたことだろう。

ぼくが年賀状を書かなくなったのは、20代後半のことだった。
それまでは、会社の人などに年賀状を書いていたのだが、歳をとるとともに仕事が忙しくなっていき、年賀状を書く時間が取れなくなったのだ。
30件が20件になり、20件が10件になり、10件が5件になり、ついには0になってしまった。
まあ、こちらから出すことはしなくなったものの、それでも送って来た人には返事を書いていた。
しかし、店の初売りが1月2日からになってからは、返事も書かなくなった。

また、こういう理由もある。
初売りが1月2日からということは、12月31日まで目一杯働いているぼくたちにとって、正月休みはただの単日の休みに過ぎない。
翌々日に会う人に、わざわざ年賀状を出す必要もないだろう、という冷めた判断が働いたということだ。
こういう感覚を持った人は、ぼく以外にも何人かいた。

ということで、ぼくがまったく年賀状を書かなくなってから、もう十数年が経つ。
こちらが出さないので、送ってくる人も当然少なくなってくる。
最近送ってくる人といえば、生保・損保の保険屋さんと、どこかの店の「初売りは○日から」というDMまがいのものくらいだ。
以前は輪ゴムでまとめて郵便ポストに入っていた年賀状も、最近ではいつもの郵便と同じようにばらけた状態で入っている。

さて、来年はいったい何枚年賀状が届くのだろうか。
ちなみに、今年送って来た年賀状の数は8枚だった。


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