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2003年10月29日(水) キャンディーズ考察 1

キャンディーズのメンバーの中で誰が一番好きかと聞かれたら、ぼくは即座に「ミキ」と答えるだろう。
おそらく「ミキ」と答える人は少数だと思う。

ミキはキャンディーズの中でも特に目立った存在ではなかった。
またシングル盤A面でメインをとっているのは、「わな」一曲しかない。
解散後も、他の二人は女優という道を歩んだが、ミキだけは、途中ソロ歌手をやっていたものの、結局は『普通の女の子』に戻っていった。

その後はまったく人前に出ることはなくなった。
「あの人は今」といったかつて芸能界で活躍していた人を探す番組にも出てこないし、山口百恵のように引退後も執拗に芸能記者に追いかけられることもない。
おそらく、芸能界でも忘れられた存在になっているのだろう。
まあ、ぼくとしては、それが嬉しくもあり、寂しくもある。

さて、ここからしばらく、キャンディーズのことについて書いていこうと思っている。
別にミキのことばかりを書くのではない。
冒頭にミキのことを書いたのは、ぼくのただの郷愁である。


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