今日は休みだった。 おそらく、今月最後の休みになるだろう。 で、何をやっていたのかというと、朝は普通どおり起床し、昼までテレビを見ながら、昨日の日記を書いていた。 あとは予想通り、というか計画通りにずっと寝ていた。 昨日の作業で、心身共に疲れてしまったのだ。 背筋、胸筋、上腕筋など、上半身の至る所が痛い。 だが、不思議と腹筋は痛くない。 あんなことをやっても、腹の肉は落ちないということか。 改装中の作業で、痩せようとしたぼくが甘かった。 ということで、さすがに今日は一歩も外に出ていない。
ところで、午前中に何の番組を見ていたかというと、こちらで再放送をやっている『あかんたれ』である。 再放送というより、再再…放送なのだろうが。 もう、何回もテレビでやっている。 が、ぼくはこのドラマを見るのは初めてなのだ。 花登筐の作品は最初は面白いのだが、尻切れトンボなものが多い。 ぼくはそういうドラマを見るのがあまり好きではないので、基本的に彼の作品は見ないことにしている。 彼の作品で見たことのあるのは、西郷輝彦主演の『どてらい男』くらいだ。 これも最初は面白かった。 しかし、戦後編で急に話がおかしくなった。 「あの話はどうなったんだ?」と思われる部分が、随所に出てきた。 中尾彬なんかも出ていたのだが、この人も中途半端な話の流れから、突然出なくなった。 そのあとから始まった、柴俊夫『さわやかな男』は気がついたら終わっていた。
さて、その『あかんたれ』であるが、話の内容もさることながら、沢本忠雄演じる『安ぼん』を注目して見ている。 どこにでも、こういう人間が一人や二人はいるものである。 ・すぐに人に騙される。 ・店の金に手をつける。 ・目先はこすいくせに、大きなところで抜けているために大損をする。 ・仕事しようとせず、女のひもに成り下がる。 ・楽して金儲けをしようとして、安易な仕事ばかり探してきては、あとで泣きを見る。 ・たまに仕事をすれば役に立たない。 劇中『アホぼん』と言われているが、まさにアホである。 そのアホは、先天的なものもあるのだが、世間知らずという後天的な部分が大きく影響しているように思える。 世間知らずの原因の半分は、親にある。 親が甘やかして育てるから、子は世間を甘く見るようになる。 過保護に育てるから、意欲のない人間が出来上がる。 こういう人は、一度痛い目にあっても反省せず、再び同じ目に遭うことが多いものだ。
現在このドラマは、ステテコの偽物が出回っているところまできている。 あとどれくらい続くのかは知らないが、最終回まで安ぼんの活躍を追ってみようと思っている。
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