さすがに今日は疲れた。 何せ、寝たのが午前4時である。 それまで何をやっていたのかというと、日記を付けていたのである。 パソコンの前に座ったはいいが、新しく検索ソフトを入れるなどして遊んでいた。 「さあ、日記を書くぞ」と時間を見ると、もう1時を過ぎていた。 そういう時に限って、テーマが出てこない。 迷ったあげく書いたのが、歴史の話だった。 ちなみに、昨日の日記は辞書や新聞の文章を引用しているが、あれは新しいソフトで検索したものである。
さて、平常と違い、改装中は火曜日が休みではない。 したがって今日は休みではないので、朝7時半に起きて仕事に出かけなくてはならなかった。 寝起きはよかった。 運転中や仕事中に居眠りをすることもなかった。 ただ、体が重かった。 思うように体が動かないのだ。 普段ならそれほど時間をかけなくてすむような仕事に、えらく手間取ってしまった。 今日の仕事をすまして、早めに切り上げようと思っていたのだが、終わってみたら、通常と同じ時間だった。 おかげでいつものように、夕方の渋滞に巻き込まれてしまった。 ラジオから流れる交通情報は、毎日判を押したように「国道3号線下り、黒崎駅前で渋滞」と言っている。 「それは違うでしょう。黒崎駅の4キロ手前から渋滞でしょうが」と、ぼくはいつも思っている。
しかし、ここを通らないと帰れないというのも辛い。 黒崎バイパスが出来てくれれば、渋滞も少しは解消されると思うのだが、いつまでたっても計画があるだけで、着工されない。 そういえば、今、小倉の街をモノレールが走っているが、これは当初ぼくの家付近を通るような計画になっていた。 小学4年生の頃、社会科の『私たちの郷土』で、そう習った。 しかし、いつまでたってもモノレールは出来ず、ようやく小倉線が開通したのが、それから約20年後のことだった。 それ以降、新しく作るといった話は出てないから、あの計画はもう終わったのだろう。
ところで、今日の昼食は、その黒崎駅前に行ってきた。 ベンツという喫茶店で、焼きうどんを食べた。 今回のグルメツアーのキーワードである『安い、おいしい』にかなったものだった。 そこは予備校時代からの行きつけの店で、行くといつも焼きうどんを食べている。 一番よく通ったのは、長崎屋にいた頃だった。 ほとんど毎日通っていた。 頼むのはいつも「焼きうどん定食」で、店の人からは「うどん定のにいちゃん」と呼ばれていた。 水をこぼしたり、お吸い物をこぼしたりで、いつも衣服を濡らしていた覚えがある。
久しぶりに行ったのだが、店の人はよく覚えていた。 「何年ぶりですか」と聞かれたので、「十何年かぶりです」と答えた。 マスターは「十何年前…?」と言って首をかしげていた。 ああ、そういえば2年ほど前に一度行ったことがあった。 が、訂正はしなかった。 十何年か前に行った時は、まだ顔見知りのウェイトレスも何人かは残っていたのだが、さすがにそういう人たちは残っていなかった。 それもそうだろう。 ぼくが足繁く通っていた頃、つまり20代前半に彼女たちはすでに30代だったのだから。
あ、もう1時半だ。 そろそろ寝ることにしよう。
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