頑張る40代!plus

2002年12月11日(水) またこけた

朝、出勤時のことである。
家を出た後に、忘れ物をしたのに気がついた。
慌てて家の中に飛び込み、靴を脱ごうとした。
が、焦ったためになかなか脱げない。
やっとの思いで片方の足を出し、床に足を置いたその瞬間だった。
足が滑ってこけた。
玄関の横にぼくの部屋があるのだが、そこの敷居で思いっきり左腕を打ち付けた。
肘の下あたりに、痛みが走った。
その痛みで、ぼくはしばらく動けないでいた。

こけた時、かなり大きな音がしたらしく、台所にいた母親が、びっくりしてぼくの様子を見に来た。
「どうしたんね?」
ぼくは痛みをこらえて、「こけた」と言った。
「大きな音がしたんで、脳梗塞で倒れたかと思った」
そう言って、母は台所に戻っていった。

1分ほどぼくはそこに転がっていたが、少し痛みが引いたので起きあがった。
起きあがってまずやったことは、握力の点検だった。
手を握ると少し痛いが、力は入る。
どうやら骨に異常はなさそうだ。
ホッとして、ぼくは忘れ物を手に取り、再び家を出た。

日記にも書いたが、先月の23日にもぼくはこけている。
3週間に2度こけたということになる。
そのどちらも、足を滑らしてこけている。
足腰が弱ってしまったのだろうか。
はたまた、運動神経が衰えたのだろうか。
いまだ重い荷物を持つことが出来るので、足腰のせいではないと思う。
だが、運動神経の低下は充分に考えられる。
確かに、最近は敏捷さも身軽さもなくなっているようだ。
それは高い所から飛び降りる時によくわかる。
高い所から飛び降りる場合、若い頃はつま先から着地をしていたので、ネコのように「スタッ」という感じだった。
しかし、最近は着地の際、足の裏全体を使うので、「ドタッ」という感じである。
しかも、飛び降りた直後、鈍い痛みが走る。
また忍者の訓練でもして、敏捷さや身軽さを養わなければならない。

さて、思いっきり敷居に打ち付けた左腕だが、会社に行ってから袖をまくり上げて見てみると、かなり腫れていた。
それを見ると、また痛みが走ってきた。
そこでぼくは薬局に行き、湿布薬を買い、患部に張り付けた。
何とか痛みは治まったが、腫れの方はひどくなっていく一方で、湿布の上からでも腫れがわかるようになっていった。
しばらくは、この打ち身と戦わなければならないだろう。
いすに座っても肘をつけないというのは、本当に不便である。

ところで、小学生の頃、「たけむらたけこ」という言葉が流行ったことがある。
誰が言い出したのかは知らない。
また、普段はあまり使わなかった。
しかし、誰かがこけるのを見ると、必ず誰か一人がこの言葉を発していた。
中学生になると誰もこの言葉を言わなくなったので、おそらく小学校の同級生で、この言葉を覚えている者はいないだろう。
特に意味はないが、卑猥な言葉である。
今回のぼくの打ち身には、外傷はなかったので、この言葉は無効ということになる。


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