頑張る40代!plus

2002年04月20日(土) コーヒー

今日は朝から気分が悪かった。
昨日はコーヒーを飲みすぎた。
ブラック、カフェオレ、缶コーヒーなど、確実に1リットル以上は飲んでいる。
おそらく、そのせいで胃が荒れたんだろう。

ぼくは基本的にコーヒーが好きではない。
これは、小学生の頃の体験からきたものである。
確か小学4年生の秋頃だったと思うが、テレビで『ネスカフェ』のCMを見て、無性にそれを飲みたくなったことがあった。
そこで、家にあったネスカフェを取り出し、自分で入れてみることにした。
しかし、それまでぼくは、コーヒーといえばコーヒー牛乳と、学校の給食に出るコーヒー入り脱脂粉乳しか飲んだことがなかった。
したがって、コーヒーの入れ方もよくわからない。
「このくらいだろう」と思って、コーヒーカップの半分位ネスカフェ粉を入れてしまった。
えらく苦かったが、「コーヒーとはこんなものだろう」と思って、全部飲んでしまった。
じわじわと気分が悪くなり、吐いてしまった。

その年の冬、親戚の家に行った時のこと。
おばちゃんから、テトラパックのコーヒー牛乳をもらった。
さっそく飲んだのだが、ちょっと苦めだった。
飲んだ後、またじわじわと気分が悪くなり、吐いてしまった。
実は、これは練炭にやられたのだった。
窓を閉め切っていたため、軽い一酸化炭素中毒になってしまったのだ。
しかし、その時はそういうことを知る由もなく、ただコーヒーにやられたと思っていた。
それから7,8年間、ぼくはコーヒー関係の飲み物を一切口にしなかった。

なんとか、その『コーヒー=気分が悪くなる』という呪縛から逃れたのは、本格的にタバコを吸い始めた頃だった。
予備校に通っていた頃だったか、昼食を食べるために、ぼくはよく学校の近くの喫茶店に通っていた。
その店には、ぼくが高校の頃から飲み始めた紅茶が、メニューになかった。
何度か「ここは、紅茶をメニューに入れんと?」と訊いたが、いつも答は「入れんよ」だった。
しかし、食事の後に、水を飲みながらタバコを吸うのも味気がない。
そこでぼくは、タブーに挑戦することにした。
なるべく胃に負担をかけないようにミルクをたっぷり入れ、飲みやすいように砂糖を少し多めに入れた。
恐る恐るこの液体を口の中に入れてみると、これがおいしい。
さらにタバコを吸ってみると、これがまた合う。
以来、コーヒーとタバコは、切っても切れない仲になった。
後年、ぼくは何度か禁煙をしたが、その間喫茶店でコーヒーを飲むたびに、口寂しさを感じたものである。

この『コーヒー+タバコ』には、意外な効能があった。
お通じに良いということである。
ここで初めて、高校の時、保健の先生が「『タバコは百害あって一利なし』とよく言うが、一利はある。それはお通じに良いということだ」と言った意味がわかった。
若い頃、ぼくは便秘症だった。
それが、この『コーヒー+タバコ』で改善されていったのだ。
最初の頃は、喫茶店に行くたびに、便意を催して困ったものだが、それも徐々に治っていった。

しかし、それでコーヒーが好きになったのかというと、そうでもない。
コーヒーは2杯が限度である。
それ以上飲むと、今日のように胃が荒れてくる。
そういうこともあり、ぼくは、ファミレスに行った時は、コーヒーを注文しないようにしている。
何杯飲んでもただだから、調子に乗ってお代わりをしてしまうからだ。
だから、ファミレスでは他の飲み物を注文している。

ところで、家でコーヒーを飲む時に、ミルクや砂糖のほかに入れているものがある。
それは塩である。
ミルクや砂糖を入れた後に、塩を指で軽くつまんで、パラパラと振りかけるのだ。
これで味ががらりと変わる。
何と形容していいのかわからないが、とにかくまろやかな甘さになるのだ。
このことを人に言うと、いつも「お前、馬鹿やないんか」と言われるが、おいしいものはおいしい。
そういう人には、このおいしさは一生わからないだろう。

これをやる時に、気をつけなければならないことがある。
それは、砂糖と塩を間違えて入れないこと、である。
ぼくは過去3度、この間違いを犯した。
さすがに飲めたものではなかった。


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