昨日は、「今日は休み」と書こうとして、変に時間を食ってしまった。 おかげで、また徹夜である。 寝たのは、結局午前7時を過ぎていた。 先日ラジオを買ったということを書いたが、このラジオには目覚まし機能がついている。 買ったその日に、午前8時にラジオがなるようにセットしておいたのだが、今日はそれが災いした。 寝入りばな、「真紀子がどうした、こうした」という声が聞こえてきた。 「真紀子なんかどうでもいいやん」、と大声を出して起き上がった。 しかし、周りを見回したが誰もいない。 『おかしいなあ』、声はまだ続いている。 声の主を探すと、窓際にそれはあった。 「なんか、ラジオやんか。驚かしやがって」 と、ラジオのスイッチを切り、また寝た。
10時頃だったろうか、変な夢を見た。 『場所は会社である。 どういうわけか、ぼくは布団の中に入って寝ているのだ。 隣の部屋では会議をやっている。 そこでは、「しんたはだめやのう」などと言い合っている。 と、突然風景が変わった。 場所は、どこかの埠頭である。 何故かぼくは、翌日にあるという、卒業試験のことで頭がいっぱいだ。 高校の同級生が多数出演して、校長から表彰されている。 そこに、二人の男がギター(KISSのモデル)を持って現れた。 「今度、プロデビューすることになりましたー」 と言って、突然演奏を始めた。 ひげを伸ばしているが、顔は見たことがある。 彼らも同級生である。 「おいおい、44もなって、まだあんなことやっとるんか。あいつら」 と言う声が聞こえる。 何でも彼らは、ラジオ局とタイアップして、ホークスの歌を作るらしい。 そのタイトルを募集しているという。』
そこで、目が覚めた。 「何なんだ、今の夢は」と思いながら起き出すと、まだ彼らの歌が鳴っているじゃないか。 しかし、周りを見回したが誰もいない。 「もしかして」と思い、耳を傾けると、やはりそうか。 声の主はラジオだった。 「おかしいなあ。さっき切ったはずなのに」と、いろいろ調べてみたら、今回買ったラジオは、2種類のアラーム設定が出来る機種だということがわかった。 そこで、設定時間を調べてみると、ちゃんと午前10時に設定してある。 おそらくこれを買った日、いろいろといじっくっていた時にでも設定したのだろう。
しかし、夢というのは不思議なものである。 最後の「ホークスの歌」というのは、ラジオで言っていることがそのまま夢の中に入ってきたのだが、その前後の話とその部分が、ちゃんとつながっているのだ。 おそらく、二人の同級生がギターを持って現れた時には、まだ曲もかかっていなかっただろうし、ホークスのことも言ってなかったはずだ。 夢というのは、まさに天才である。 いかに優れた作家といえども、突然飛び込んできた話を、瞬時にその前後の物語とつなぐことなんて出来ないだろう。 ということは、人間の潜在能力には、作家の才能も眠っているということになる。 そうか、その部分を鍛えたら、文壇デビューも夢じゃないわけか。 でも、どうやって潜在能力を鍛えるんだろう? うさぎ跳びしたり、滝に打たれたりするんかなあ。 まあしかし、物語を作ることなど、ぼくには到底出来ないことだし、「鍛える」という面倒臭い行為は、ぼくには向いてない。 日記で精一杯だ。 目が覚めてからは、そんなことばかり考えていた。
ということで、今日はラジオと夢に振り回された一日だった。 ああ、そうだ。 書き忘れていたが、今日は仕事が休みだったんです。
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