昨日は調子に乗って二日分の長さの日記を書いてしまった。 普段より長いなあ、と気がついたのは午前3時を過ぎた頃だった。 「二日に分けるか」とこすいことを考えてもみたが、何せタイトルが『今日は何の日?』である。 二日に分けてしまうと、締めくくりが『昨日は何の日?』になってしまう。 仕方がないので、5時過ぎまでかかって一気に書き上げたしだいである。 その後、何やかややっていて、寝たのは7時過ぎであった。 今日はかねてから床屋に行こうと思っていたので、8時に起きるつもりだったのに、これで計画がすべて狂ってしまった。 起きたのが12時前、それから食事をとった。 それから一眠りしようかと思ったのだが、今週からこちらで始まった『キッズウォー3』の再放送を録画していたので、それを見ていた。 その後、パソコンを開きメールのチェックなどをやっていた。
結局、床屋に行ったのは午後3時を過ぎていた。 ここでまた躓いた。 お客が多いのである。 ぼくの行きつけの床屋は、70歳前後のおばちゃん先生と50歳前の姉さん(?)の二人でやっている。 しかし、最近店は姉さんにまかせっきりで、おばちゃん先生は家のことばかりやっていて、ほとんど店には出てこない。 実質一人で床屋をやっているようなものだ。 そこに、お客が二人も溜まっていると、帰るのがかなり遅くなる。 しかし、今日を逃すと次来れるのは来週になってしまう。 しかたなく、床屋に置いてある『少年マガジン』を読んで時間を潰した。 前回と前々回に床屋に来た時はすぐにやってもらったので、マガジンを読む暇がなかった。 52号から読んでいなかったが、今日は最新の12号まで全部読めた。 10号以上あるのでかなり読んだと思われるだろうが、ぼくは『魁!!クロマティ高校』と『勝負師伝説 哲也』しか読まないので、実質コミック2冊程度しか読んでない。 コミック2冊程度というのは、あっという間だ。 ゆっくり読んでも30分もかからない。 そこでまた暇をもてあました。 しかたないので、あまり気が進まなかったが、一緒に置いてあった『女性セブン』を手にとった。 が、真紀子や宗男のことばかりで面白くない。 他の内容も大した事はなかったので、またマガジンを読み直した。
待つこと2時間、ようやくぼくの番がきた。 姉さんは「先にひげを剃りますから」といすを倒した。 寝不足と待ち疲れで、ぼくはそのまま眠ってしまった。 途中いすを立てたのは覚えているが、また眠ってしまう。 眠ると前かがみになるので、目が覚めるたびに体を起こしていた。 うつらうつらと体が揺れているわけだから、さぞやりにくかったろう。 しかし、そこはプロである。 姉ちゃんは、それでも何も言わずにぼくの髪を切り続ける。 30分ほどして髪を切り終え、ぼくの肩を叩き「どうぞ」と言った。 頭を洗った。 ぼくは普段、無添加の石鹸で頭を洗っているので、シャンプーやリンスの臭いが鼻につく。 目が覚めてしまった。 その後も、トニックや油の嫌な臭いが続く。 床屋はリラックスできるけど、最後のこの臭いが嫌なんです。 ドライヤーの熱さも嫌だ。 ようやく終わった。 お金を払い、床屋を出た時は、もうすでに6時を過ぎていた。
せっかく床屋に行くので、今日は朝から日記に『床屋談義』を書こうと思っていた。 しかし、今日床屋にいた3時間、ぼくが口を開いたのは一度きりだった。 ということで、今日の日記『床屋談義』は、ぼくと姉さんの一度きりの会話で締めくくることにする。
しんた「あまり短かくせんで下さい」 姉さん「そうやね。髪が立つけね」
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