頑張る40代!plus

2002年02月18日(月) 真白な灰

ジャンプを見ながら眠ってしまっていた。
結局見たのは、原田の1回目のジャンプだけだった。
ここ最近、日記の更新が3時4時までかかっているので、その疲れが一気に出たものと思われる。
日記も毎日やっていると、特別なことではなくなり、生活になってしまう。
まあ、生活だからこういうこともあるということです。

しかし、どんなことでも、その日やるべきことをやり終えないで寝るというのは、あまり気持ちのいいものではない。
最近、日記を書き終えると、それなりの満足感を覚えるようになった。
普通満足感というのは、そう味わえるものではない。
その満足感を毎日味わえるのだから、これは幸せなことだと言わなければならない。
日記を書く書かないが問題ではない。
その満足感を味わうか味わわないかが問題なのだ。
つまり日記を書かないで寝るというのは、その満足感を放棄することになるのだ。
たしかに今日は夢見も悪かった。
そこには、日記を書かないことへの不満足感があったのだろう。
矢吹丈がホセ・メンドーサとの試合で、「おっちゃん、最後までやらせてくれや」と言ったのも、試合の勝ち負けではなく、その充足感へのこだわりがあったのだと思う。
捉えようによっては不幸な終わり方になってしまったが、実は彼は幸せな人間だったんだ。

それを考えると、ぼくは「たいした生き方をしてこなかったんだなあ」とつくづく思う。
なぜなら、ホームページで日記を書くまでこの満足感を味わったことがなかったからだ。
ジョーの言う「そのへんのやつらのように、くすぶって」いたわけだ。
柔道にしろ、音楽にしろ、何か中途半端だった。
無理に自分を作っていただけで、結局は生活にはならなかった。
ぼくは常々「人生とは日常だ」と思っている。
つまり特別なことではない、ということである。
特別なことをやろうとすると、力んでしまう。
力んでしまうと無理をする。
だから続かない。
ということは、柔道や音楽は、ぼくにとっては特別なことだったのだろう。

ま、とにかく、この歳になって初めて満足感を得られるものに出会ったわけである。
若い頃ぼくが理想とした「矢吹丈」に一歩近づいたわけである。
このまま続けていって、最後は「真白な灰」になって散っていこうと思う。


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