頑張る40代!plus

2001年12月08日(土) クレーム

午前中、「ストーブの火が上がらない」とお客から電話が入った。
女の子が電話を受けたのだが、うちの店で2年前に買ったものらしい。
お客は女の子にいろいろ悪態をつき、「あんまり使ってないのに壊れるなんて欠陥商品じゃないのか」と言い出したので、「メーカーに連絡して対処させてもらいます」と言って電話を切った。
さっそくメーカーにFAXで修理の依頼をしたが、数分してメーカーから電話が入った。
「お客さんのところに電話したのですが、どうも不良灯油を使っていたようです。それで芯がだめになったんでしょう。お客さんに修理代が6000円ほどかかりますと言ったら、『そんなにかかるのなら新しいのを買う』と言って切られました」ということだった。
とりあえずは解決したので、そのことを忘れていた。

すると午後になって、そのお客から電話が入った。
またしてもその女の子が受けたのだが、「さっき電話したものだけど6000円も取るとはどういうことか」などと難癖をつけてきた。
最後には「責任者と代われ!」言い出した。
そこでぼくと電話を代わった。

「話は聞いたやろ。どうしてくれるんか!?」
かなり酔っているようだ。
ぼくは「『どうしてくれるんか』と言われましても、メーカーさんがそう言うのなら、こちらとしてはそれ以上のことは言えません」と言った。
「お前の店は、2年でだめになるような商品を売っとるんか!?おれはこのストーブを触ったことがないんぞ」
「じゃあ、2年間全然使ってないんですか?」
「・・・いや、去年使った」
「じゃあ、触ってるじゃないですか」
「でも、だめになったやないか。お前の店なんかで買うんやなんかった」
「どこで買っても、不良灯油なんか使ったらだめになりますよ」
「何で不良灯油を使ったらだめになるようなストーブを作るんか!?」
「それはメーカーさんに言って下さい。こちらも迷惑してるんですから」
「もういい。ストーブを持って来い!新しいのを買うけ。そのかわりちゃんと迷惑料は差し引いとけよ」
「じゃあ、こちらに来て選んで下さい。あとでまた欠陥だの何だの言われたら困りますから。それと今は売出し中ですから、迷惑料を差し引かんでも安くなっています」
「うちにストーブが2台あっても困る。どうするんか!」
「いらないなら引き取りますよ。1000円で」
「この上まだ金を取るんか!おれは、お前の所の店長を知っとるんぞ。家に来たこともあるし」

この話を聞いて思い出した。
このお客は、以前も悪くもないストーブのことで難癖をつけてきた人だった。
そういえば、その時も酒を飲んでいた。
そこで、「○○町の××さんですよねえ。ちゃんと覚えてますよ。あの時もいろいろ文句言ってきたでしょうが」とちょっと凄んで言ってみた。
すると相手の態度が急に変わった。
「ああ、そうでしたか。いや、メーカーから6000円と言われたので、ちょっと頭に来てたもんで」
「買うんですか、どうするんですか?」
「いや、何かいい方法はありませんかねえ」
「じゃあ、こちらで芯の交換しましょうか?2000円ぐらいで収まりますけど」
「じゃあ、今日取りに来てくれますか?」
「今日持って帰っても、すぐには芯がありません。火は点くんですか?」
「ああ、ちゃんと点いてます」
「点いてる?じゃあ故障じゃないじゃないですか」
「・・・いや、いい時と悪い時があって・・・」
「まあ、とにかく芯が入ったら換えましょう」
「お願いします」

いちおうこれで収まったようだ。
その後は電話はかからなかった。
しかし、問題は芯が入荷した時である。
今日以上に酔っていて、「寒いけ、1時間以内に修理して持ってこい!」などと言い出したら、また電話口でけんかになる。
逆に、その時はしらふで、「いや、そんな電話はしていませんよ。ストーブは調子がいいです」などと言い出したらどうしよう。芯の返品はきかないし。
どちらにしても、もう一波乱ありそうである。


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