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2001年10月28日(日) 輪廻転生を考える

昨日、うちのパートさんと話していてちょっと驚いたことがある。
そのパートさんの次女は、なんと生まれた時の記憶を持っているらしく、その時、その病院に、誰と誰がいたということを言い当てるというのだ。
前世の記憶を持っている人がいるということは聞いたことがあるが、生まれた時の記憶を持っているというのを聞いたのは初めてだ。
それを今でも覚えているとは、すごい記憶力である。たしか今高校生だったと思うが。

ところで、以前ここで前世の記憶を語ったことがあるが、ぼくは輪廻転生を信じている。
前世に働いていたと思われる工場の風景や、花街の風景の記憶が時折蘇ることがある。不思議とセピア色した記憶で、なんとなくかび臭い。
映画などで昔の看護婦の看護帽を見たり、赤十字のマークを見たりすると恐怖を感じるのも、前世の記憶だろう。

最近この輪廻転生について、「本当に未来に生まれ変わることなんだろうか?」と疑いを抱くようになった。
霊の世界には時間というものがないと聞くが、もしかしたら今の人生が終わったら、また同じ人となって同じ時代に生き直すのではないだろうか。(ぼくの例で言えば、平成○○年に死んで、また昭和32年に生まれるということだ)
つまり、何度も何度も同じ人生を繰り返させる、ということである。
何のためにそんなことをするのか?
その人を霊的に完成させるためである。
前の人生で経験した様々な出来事を、潜在意識の中に埋め込んで、また同じ人として同じ時代に送り出し、前の人生の修正をさせる。
こうして、一歩一歩、霊の完成に近づかせていく。

もしそうであれば、「運のいい人」の説明も簡単につく。
「運のいい人」というのは、何度も同じ世に生まれ変わり、前世を充分に記憶している人のことだ。
前世の失敗を把握しているので、今生では失敗の方向に進まない。
だから成功するのだ。
「ああ、この場面は前回失敗した場面だ。あの時はこちらに行って失敗したから、今回は逆に行ってみよう」と前回と逆の行動をとり成功に至る。
予知能力を持った人というのも、前世の記憶を持った人だということになる。
すでに体験した将来のことを語っているだけに過ぎない。
ということは、予知能力者は別に超能力者ではなく、ただ人並み以上に記憶力が優れている人ということになる。

しかし、そうだとしたら面白くないなあ。
ぼくは22世紀を体験できないことになる。
“しろげしんた”として、永遠に20世紀と21世紀を往ったり来たりするだけなんだから。
ああ、ドラえもんに会いたーい!


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