とうとう明日は健康診断か。 もう健康診断が終わるまで、何も飲み食いできんやんか。 去年は、その日の朝に健康診断のことを忘れていて、起きぬけにオロナミンCを飲んでしまった。 もし、尿に糖が混じっていたらどうしようと思ったぼくは、係の人に「いやー、今朝、健康診断のことを忘れていましてねー。オロナミンCを飲んでしまったんですよ。ははは」と先に言っておいた。 係の人がコップの中に試験紙を入れると、何か自分のだけが変な色になっているような気がした。 そこでぼくは「オロナミンCで色が変わることがあるんですか?」と訊いてみた。 係は「オロナミンCくらいで糖は出ませんよ。異常はありせん」と言ってうんざりした顔をしていた。 実はぼくの前に、「尿に何か異常でもあるんかね?」と訊いていた人物がいた。店長である。彼はぼくどころではなかった。かなりしつこく訊いていたようだ。 そこにぼくが、追い討ちをかけるようにオロナミンCのことを言ったので、係の人は不機嫌になったのだろう。 血液採取や問診の前にも、ぼくは「いやー、朝忘れててオロナミンCを飲んでしまいましてねー。ははは」と言った覚えがある。
ところで、今年も検便はしないつもりだ。 ある人が「便秘で出ませんでした、で通るよ」と言っていた。 今年はそれで逃れようかな。 しかし、そうすれば事前の問診表に“便秘気味である”のところにチェックをしなければならない。 それも嫌だし。うーん、何と言ってごまかそうか? 去年は「忘れました」で逃れたので、今年はそれを使いたくなかったのだが・・・。 「うちは汲み取り式だから、うまく受け取ることができませんでした」と言って逃れるか? しかし、住所を見たら水洗式か汲み取り式かはすぐわかるし・・・。 ああ、そうだ! やはり便秘にしておこう。 そうすれば、バリウムも飲まずにすむ。 最近ちょっと胃がおかしいのに、胃の検診なんかしたら再検査は目に見えているじゃないか。 こんな一過性のもので、再検査などさせられてたまるか。 再検査ともなれば、当然胃カメラを飲まないといけないだろう。 ぼくの人生に「胃カメラ」という文字はない!! それに結果が出るまで気になって、さらに胃が悪くなる!
こんなこと書いていても、緊張してくる。 もうこんなのやめろうや。
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