| 2001年09月30日(日) |
みんなの関心事は、ぼくを脱がせること |
今日は長嶋のお言葉があるというので、野球放送を延長してお送りしていた。 誰もが名ゼリフを期待していたのだろうが、結婚式の新郎の父親みたいな挨拶をしていた。 マスコミ的には、あれでよかったのだろうか?
さて、昨日途中で終わった“みんなの関心事は、ぼくを脱がせることだったのだから”の続きです。 食事が終わり風呂から上がって部屋に戻ると、みんなの様子がおかしい。 「?」と思っていると、誰かが「しんたぁ・・・」と言った。 それが合図だった。そのとたん部屋にいた全員がぼくに飛び掛ってきた。 あっという間に押さえ込まれて、ぼくは身動きができなくなった。 いかに柔道部のキャプテンのぼくでも、この押さえ込みは解けなかった。 誰かの手が、ぼくのパンツにかかった。 ぼくは必死で抵抗した。 何とか脱がされずにすんだが、その瞬間を写真に撮っていたバカがいた。 あとで現像してみると、パンツの横からヘアがはみ出しているではないか。 その後、どういうルートか知らないが、この写真が他の高校に流れてしまい、ぼくはわりと有名人になってしまった。 知らない人が遊びに来ることさえあった。
それはさておき、難を逃れたぼくは、部屋を飛び出し、隣のクラスの部屋に飛び込んだ。 これこれこういうことがあった、と言っていると、そのクラスの奴らも、「しんたぁ」という声を合図にぼくを押さえ込みにかかった。 ここも危機一髪で難を逃れたが、どうもみんなで打ち合わせをしていたようだった。
ぼくは小中学校の修学旅行では、先生から正座をさせられていた。 一度書いたことがあるが、中学校の修学旅行の時は廊下に正座をさせられて、酔っ払いのおっさんに絡まれた。 そのあと部屋に戻ると、ああそうか、この時も脱がされそうになったんだ。 よくよく脱がされそうになる運を持っているようだ。 そのために運命はぼくに柔道を選ばせたのだろうか? と言うことは「どうして柔道を始めたのか」という問には、「柔道一直線の影響です」とは答えずに、「よく脱がされそうになるので、それを防ぐために始めました」と答えなければならないのか。
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