ニュースで「神よ。アメリカに加護あれ!」と書かれたニューヨークの電光掲示板を映していた。(もちろん英語で書かれていたが) もし、日本が今のアメリカと同じ立場に立っていたとして、こういうことを書くとどうなるだろうか? 答は「こういうときに、なんと不謹慎な」と非難を浴びるだろう。 この社会は「神」を認めていない。 というより、文明とか科学というものを信じすぎている。 日本はいつから「神」を否定する国になったのだろう? 少なくとも、前の大戦の時は日本の勝利を祈って、集団で神社に参拝していたわけだから、それ以降ということになるだろう。 そうであれば、それは政教分離を謳った憲法が多分に影響しているのだろう。 ということは、当然今の憲法を押し付けたアメリカが絡んでくる。
徹底した神の国であるアメリカが、どうして日本に神を許さなかったのだろうか? 自分のところの神だけが神と思っているのだろうか? 日本の神が戦争に走らせるとでも思ったのだろうか? ということは、お稲荷さんも戦争に走らせる神ということになるのか?。 それなら、狐は悪の根源ということになり、油揚げすらも危険な思想ということになってくる。 富士浅間神社というのがあるが、富士山も戦争に走らせる神か!? だから世界遺産に入れなかったのか? じゃあ、なぜ憲法に富士山を見たり登ったりしてはならない、と書かなかったのか? 新潟県新穂村に「ちんぽこ神社」という所がある。これも戦争に走らせる神か!?
今回の事件で、ブッシュ大統領は「神」を連発している。 日本の政治家が公式の場で「神」と言ったらどうなるか。 例えば、小泉さんが「お稲荷さんが『自衛隊を派遣せよ』と言うので、そうすることにします」と言ったら、辞任しなければならない。 塩じいが「景気をよくするために、国民はみな白装束で富士山に登りましょう」と言ったら、間違いなく更迭されるだろう。 真紀子大臣が「ちんぽこ神社の神様から『新潟のコンサートに行け』というお告げがあったので、選挙演説を適当に切り上げ、コンサートに行きました」と言ったら、「好き者」と言われ謹慎させられるだろう。 それもこれも、わが国に「神=不謹慎」という社会の風潮があるからだ。 国会で堂々と神を語れる時代が、一番平和な時代だと思うのですが。
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