| 2001年09月12日(水) |
本当にニューヨークで起こったのか!? |
テレビや新聞でもいっていたが、まるで映画を見るようだった。 「ブルース・ウィルスはいつ登場するんだ?」と思いながら見ていた人もいるのではないだろうか? ぼくなんかニュースの最後に「ハリウッドの映像をお楽しみいただけたでしょうか」とオチがつくんじゃないか、と半分期待していた。 こういう惨事も画面を通して見ると、フィクションに見えてくるのが不思議だ。 現場にいる警察官や逃げ惑う人の姿は、本当に映画のワンシーンを見るようだった。 逆の見方をすれば、今の映画というのは実に現実味を帯びている、ということになる。
ところで映画と言えば、今回の事件は一連のアメリカ映画がヒントになったのではないか?とぼくは思っている。 それは、テロの手口があまりにもアメリカ映画らしい発想だと思えるからだ。 犯人はアラブ系の人間だと言われているが、彼らもアメリカ映画を見たことはあるだろう。それをイメージしたとしても何の不自然もない。 もしそうであれば、今回の事件はアメリカの文化の一部だといえる。
さて、今回の事件はアメリカ史上初の本土攻撃ということだ。 その、怒りや憤りは計り知れないものがあるだろう。 しかし、56年前、アメリカは今回以上の規模の破壊活動を日本各地で展開していたのだ。それを忘れてはならない。 ブッシュ大統領は「アメリカは屈しない!」と言っていたが、56年前の日本も同じ気持ちではなかったのだろうか? 今回の事件を通して、アメリカ人は、56年前の日本人の痛みを知るべきだ。 そして謝罪しろ。 それと、パールハーバーを引き合いに出すのはやめろ。 パールハーバーの際、日本海軍は民間には銃を向けてないのだから。
ところで、NHK教育とテレビ東京系以外の放送局は、朝からこればかりやっていた。どのチャンネルを回しても、似たり寄ったりの内容だった。 こういう放送は、NHKに任せておけばいいじゃないか。 誰が民放にこの手の番組を求めるだろうか? 視聴者が楽しみにしている、ドラマやバラエティーをとりやめてまで、目くそ鼻くそ番組を流す必要があるのだろうか? NHKでさえ“ちゅらさん”と“大相撲”はやっていたぞ。 おかげで今日の“キッズ・ウォー3”が見れなかったじゃないか!
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