恥ずかしい(?)話だが、ぼくは選挙権を得てから23年、選挙に行ったことがない。 行かないのではなくて、行けなかったと言ったほうが正しいだろう。 20歳の頃ぼくは東京にいたが、住民票を移してなかったので、行くことができなかった。 こちらに帰ってきて、量販店に就職したのだが、量販やスーパーという業界は、日曜日に休むというのはタブーなのである。 とくに前の会社では、日曜日には早朝会議をやっていた。 早起きして出勤するため、選挙に行くこともできなかった。 会社は「選挙に行って下さい」ということを言っていたが、会議は必ずやっていた。 会社としては、選挙よりも役に立たない会議のほうが大切だったのだろう。 しかし、ぼくとしては会議がなくても行かなかっただろう。 仕事があると思えば、他に何もしたくなくなる性格だからである。 今の会社も基本的には同じような業種のため、なかなか行き出せないでいる。 もちろん今日も行ってない。
よく思うことだが、政府はIT革命を訴えるのなら、なぜ選挙もITでやらないのだろうか? 「パソコンや携帯電話からでも投票できます」ということにすれば、ぼくたちのように日曜日に休みの取れない業種の人間でも投票できるだろう。 不在者投票の必要もなくなるし、海外からでも投票できる。 確実に投票率はアップするだろう。
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