2004年12月19日(日) |
エンジン回転異常のお話 |
E36のトラブルとしては一般的なものの中にエンジン回転異常があります。 車ごとのコンディションにもよりますが、弱いといわれるパーツがいくつかあるようです。
このトラブルはMAYU号も色々と経験し、その都度メカさんに色々と教えてもらい、今に至っています。
代表的な原因の一つにアイドルバルブの不調があります。
これはアイドルバルブにカーボンが溜まってその吸気経路が本来の流量を確保できなかったりバルブの動きが阻害されている場合にエンジンがギクシャクとスナッチングを発生(アイドル不調、直ぐにストール、もたつき感がある、スムースに吹け上がらない)するという症状です。
エンジン回転がバタバタする症状は上記アイドルバルブのほかに、ダイレクトイグニションコイル、プラグ、エアマスセンサー 、フューエルポンプ、フィルター、インジェクションなどいわゆる点火制御系(燃料系)のパーツの不良からも起こり得るトラブルです。
不良箇所はそれぞれでも、結果的に引き起こされる症状はどれも似たようなバタバタ感のあるエンジン回転になるようです。
点火制御系パーツが不良を起こすと、その症状は直ぐに分かりますが、パーツごとの症状が似ているために一体どのパーツが不良を起こしているのか?を突き止めるのに苦労するんですよね(TT)
ただし、ディーラーでのコンピューター診断でトラブル履歴が車体コンピューターに残っている場合は、その不良箇所がすぐに特定できます。
それぞれの症状のだいたいの特徴を簡単に紹介しますね。 (どれも似ているんですけどね^^;)
アイドルバルブ・・・アイドリング回転の異常やストール、鈍加速など。(回せば正常になる場合がある)
ダイレクトイグニションコイル・・・完全リークの場合はリークしたコイル分の点火が行われないため、E36の場合は1個リークなら5気筒エンジンになります。
かなりバタバタするけど、走行することはできます・・・できれば走行しないほうが良いです。ミスファイアによる不燃ガスが圧縮工程時に邪魔となり、最悪の場合、インテークバルブの変形などが起きる可能性があるようです。
プラグ・・・劣化具合が激しく、電極角が取れ、また点火時の燃えカスなどが電極に多く付着すると、プラグの状態にもよるけど、始動時(冷間時)にバタバタすることが多いようです。
暖まってくると熱膨張によって機関のクリアランスが狭くなり、正常回転に戻る事もあるようです。
エアマスセンサー ・・・あらかじめ暖められた銅線センサー(ホットワイヤー式)に汚れやゴミが付着すると、センシング(吸入空気が、暖められた細い銅線の熱を奪うことにより、熱線抵抗の変化する特性を利用して、吸入空気量を検出)が困難となり、結果的にセンシング異常となり、回転異常を起こすようです。
エンジンのバタバタ回転症状が出たらどうするか? ・・・どのパーツが不良を起こしたのか?を突き止めるのも大事ですが、不良箇所によってはエンジン内部にダメージを与える可能性もあるため、なるべく早くしかるべき場所にて診てもらう事をお奨めします。
アイドルバルブの場所はココです。
エアマスセンサー の場所はココです。
エアフィルターの直後にあります。エアフィルターはエアマスセンサーの守り神のような存在です。まめに掃除して綺麗な状態を保ちましょう。
さてMAYU号の回転異常、たま〜に出るんですよね、たま〜に。(TT) ショップやディーラーにMAYU号を持ち込んだときは症状が出ないんですよね・・・コンピューター診断にも履歴残らないしなぁ〜参ったなぁ〜。
とりあえず、消去法でお手軽な箇所からのメンテナンスを実施する事にしました。
今年のトラブルは今年のうちに!って間に合うかなぁ〜?
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