みゆきの日記
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2003年07月22日(火) しゃぼん玉

最近、NHKの赤ちゃん向け番組を菜子が喜ぶようになったので、
お昼ごろテレビをつけていたら、「しゃぼん玉」が流れてきた。

私、童謡って結構好きで菜子にもいっぱい歌ってあげているんだけど、
この歌だけはダメ。苦手なのよね。
すごく悲しくなっちゃうし、怖くなる。

昔はなんとも思わなかった。
この歌の意味を知ってからも、特になんとも思わなかった。
きっと、今の私には守るべき愛しいものがあるから、
『死』というものがこれほど恐ろしいのだろう。

テレビの前にちょこんとすわって、画面に釘づけになっている菜子の姿を見ると、
ここまですくすく大きくなったことを奇跡のようにありがたいと思う。
どうか、これからも何事もなく成長しますように。

夜、思いついて、昔のビデオをひっぱり出してトモユキと二人で見た。
菜子が生まれたばかりの時、病院で撮ったものだ。

「わぁー、ちっちゃいねー。」

あらためて言い合う。
私とトモユキがふにゃふにゃの菜子を相手に悪戦苦闘しているのがおかしくて笑った。
ビデオを傍らに置いて、撮っているのをすっかり忘れていたらしいトモユキが、
私がいないすきに菜子を抱いてこっそりキスをしていて、
(虫歯がうつるからダメ、と私がきつく言っていた)
菜子がとうとう泣き出してオロオロしているところとか(笑)。

菜子はこれからの人生で、どれだけ幸せな想いをするんだろうな。
できるだけ、たくさんたくさん幸せを感じられる人生を送ってほしいと思う。
人間はそのために生まれてくるんだもの、きっと・・・。

今日は菜子が15歩、自分の足で歩いた。
トモユキと二人で興奮して数えながら、私とトモユキの笑顔を見て、
菜子も満面の笑みで一歩、一歩こちらに手を差し伸べて歩いてくる。

そのイノセントな笑顔を見ていたら、ちょっと涙が出た。


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