みゆきの日記
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菜子の定期健診と予防接種のために病院に行った。 菜子が生まれた病院の中にある小児科のクリニックにずっと通っているのだけれど、 ここで生まれた赤ちゃんはたいていそのままその病院内のクリニックで引き続き診てもらうことになっているらしく、 新生児ちゃんがとってもたくさんいる。
「ちっちゃーい・・・」
菜子もあんなに小さかったかなぁ。 そうは思えないけど、菜子は生まれたとき2430グラムだったから、 ひょっとしたらもっと小さかったのかも。
その小さい赤ちゃんが、小さなほ乳瓶でミルクを飲ませてもらったあと、 背中をさすってもらってゲップしているのを見てつい微笑んだ。 ああやってゲップさせてあげてたっけ。 今は菜子はひとりですわれるからゲップもひとりでしている。 まだこんなに小さい赤ちゃんだけど、ちゃんと大きくなってるんだなぁ、と思った。
人気のあるお医者さんだったので診察まで1時間も待たされて、菜子は眠ってしまった。 寝起きでぼーっとしているところに注射を打たれて、すごくびっくりしたらしく、 前回は泣かなかったのに今回は大泣きだった。 ちょっとかわいそう・・。 生まれたばかりの頃、黄疸がきつくて何度も血液検査をしなければならなくて、 血を取られるたびに大泣きしていたことを思い出した。 あの頃、小さな菜子に針を刺されるのがつらくて、菜子の泣き声を聞いて 私も涙ぐんだりしちゃったものだ。 あの頃に比べたら、私もしっかりお母さんになっているのかな。 ちっちゃい新生児ちゃんに比べて、菜子はずいぶんどっしりとお姉さんに見えた。
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