今更の話題だけど、このビデオについての賛否は分かれたね。あたしはよくできた作品だと思うよ、上巻についてだけいえば。下巻はね・・・話し急ぎすぎ。 でも、あたし的にはリュウという人間がよく分かってさ。みんなが不服だっていったり、心情的に不足してるって言ったところも、自分では十分すぎるほどだった。 で。 前もちょっと触れたかもしれないんだけど、このビデオの小説・各務版が作りたくなったのさ。でもさ・・・こいつはばっちり著作権に触れるだろう。だって、キャラだけでも抵触の恐れがあるというのに、多少の解釈の差はあれども、ストーリーまで同じになるのだ。下手をすれば海賊版といえるかもしれない。 ざらついた画面を見ているような気分だった。 リノウムを思わせるような平坦な大地。 幕を張ったわけでもないのに、限られた空間と錯覚するほどセピアに染まる大気。 うなり声が聞こえる。 数珠の音とともに、肺の中まで振動させる。 ・・・・あれは誰だ? 今時見ない、茶せんに結い上げた髪。 無造作なまま、腰にまかれた荒縄。 あの、殺気にも近い闘気。 ゴウキか。 それとも、あれは。 あれは・・・ 俺か! とまぁ、各務自身はこのビデオを持っていないので記憶でオープニングを書いてみましたが、どんな感じなんでしょうね。
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