行人徒然

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村の名医
2000年11月11日(土)

 各務君、昨日送ってもらったななめの証明書をもって病院に行きました。各務が住んでいるところはちゃんと「市」なのですが、自分的にいい病院がありません。
 町医者は「いい医者」であるとは言い切れない。大体、ただの風邪だといわれて病院に通っていたというのに、どうして肺炎になってしまうのだろう。
 内科や小児科、外科、整形外科、歯科、眼科などはありますが、耳鼻科は近くにありません。
 ・・・・いや、あるんだけどさぁ。
 総合病院で、行けば2時間は待たされるし、ただでさえ体力が落ちているというのに病気の巣に放り込まれた感じで違う病をもらってくるわで、いいお医者様が集まっているのはわかっているけど、通う気がしないのだ。
 で。
 そんなことはないけど、名医という噂を聞いて、隣村・・・ではなくて。市を一つ挟んで向こうの村外れにあるという「村の名医」に各務は通っています。家族もみんなそこに通っていて、今では「侍医」状態ですが、往診してくれる距離ではありません。
 内科、耳鼻科、眼科があり、周りはのどかな田園風景。広い駐車場には、時折トラクターも停まっています。待合室はモンペのおばぁちゃんがいたり(まじで)、洟垂れ小僧がいたり、赤いほっぺのおじちゃんがいたりと、ほんとに「田舎」。
 土曜日も一日診察してくれるので、各務家では具合が悪い人が出ると、土曜日に一家そろって自動車で医者に行きます。
 この病院は、薬局がありません。処方箋を出してもらって隣の薬屋さんに買いに行きます。
 名医ですよ。
 以前本屋で病院のかかりかたとか、いいお医者さんを見分ける方法とか書いた本があったけど、それにほとんど合格できそうな感じです。薬局の薬剤師さんも簡単な診察(といっても病状確認)をしてくれるし、その薬の効き目や副作用の説明をしてくれるので、間違った薬を処方される事もありません。
 処方薬一覧もくれるので、いつもと違う薬をもらったときはすぐに質問できます。
 難点は・・・お金が余計にかかる事かな。



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