今日、自分が卒園した幼稚園からでかい封筒が届いた。もしかして、「お子さんがいらっしゃったら当園へ」の類かなって思ったら、ぜんぜん違うものが出てきた。 ・・・・卒園直前の「将来の夢」 21年後、2000年になったら開けましょう。みんなが大人になったころにね。 そういえばそんなことを言われて、紙に夢を書いた記憶がよみがえってきた。 教室に机といすを出して、どういうわけか、自分にはお気に入りの席があった。いつもそこに座っていたことも覚えている。 あの日は、確か少し曇っていて・・・雨が降っていたのかもしれない。教室は少し暗かったように覚えている。 ふじぐみ(6さい)かがみあてぎ へたくそな字が並んでいた。 わたしはしょうらい、ようちえんのせんせいになりたい。 がっこうのテストで100てんになりたい。 スキーにいきたい。 ここまでは普通の幼稚園児だと思うが、裏面にはみ出た夢にはど肝を抜かれた。 すてきなわかものとけっこんしたい ちょっとぉ・・・ すてきな結婚をしたいでもなく、すてきな花嫁になりたいでもなく、すてきな人と結婚したいでもない。 若者よ、若者。 どうして幼稚園児が、そんな言葉を吐くんだろう。 おしゃまで、お姉さんぶる子供だったのは知っている。 自分で言うのもなんだが、かなり賢い子供だったらしい。(漢字は書けなかったけど、語彙力がすごかったようだ) でも・・・・ きっと、先生もびっくりしただろう。 そうか。あたしは子供のころから理想が高かったわけだ。 まず、「すてき」な人じゃなきゃ駄目で、しかも「わかもの」でなければ駄目なのだ。 おそらく「ダンディー」「渋い」などは守備範囲になるだろうが、「おじ様」っぽい人とか「ガキんちょ」は駄目で、「わかもの」限定。 どうりで男性経験が少ないわけだ。女性経験が多いって言うわけじゃないけど。 ・・・普通の女性に比べたら、女性経験のほうがあったりして。 はっ! 「わかもの」であればいいんだから、男女関係なしって事か。 ・・・・ちなみに。 テストで100点を取ったことはあるが、スキーには行った事がありません。 せめて夢の半分はかなえておきたい。 つまり、スキーに行くか、「すてきなわかもの」と結婚するかって事。 スキーのほうが早く実現しそうだね。
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