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きゅっ。
by きゅっ。
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■足湯とビールと限界効用
今日は、部屋の中のユニットバスで足湯をした。この部屋に入って二回目。えっと、俺、今はシャワー禁止なのね。だから、毎日、身体拭き用のタオルが配られて、それでアソコやコンナところ、アンナところを綺麗にしているつもりなんだけど、やっぱ段々と垢が溜まってくるんだ。足の裏が特に凄くて、皮が角質化しちゃって、カペカペ。で、足湯をしてみようと思いたち、前回やってみたら気持ち良かったんだ。
ただ、お湯をはったり、ボロボロと取れる角質をこすっていたりと結構時間がかかるから、毎日ってわけにはいかない。体調のいいときじゃないと、自分一人なので危険だし。
今日はまあまあの体調なので、実行したというわけだ。いやー、気持ち良かったね。
さて、
前回までで、完全競争市場において市場価格が需要と供給の一致点で決まるという話を、いったん棚にあげておいて、今回は、この気持ち良さ、効用の話をしようと思う。
需要とは、消費者の行動のことをいうことは分かってもらえたと思うけど、この消費者行動というのは、合理的な選択をするものなんだとして理解されている。経済主体は合理的に行動するんだ。
各個人個人は、財・サービスを消費することで満足を得ているよね。この満足を効用という。この効用は、人によって感じ方は違う。数量によって違うだろうし、趣味によって違うだろうし、同じ量のものを同じように消費してもそれぞれでまったく異なってしまうのが普通だと思う。
その上で、消費者は効用を最大化するような行動をとるんだ!という仮定をする。もちろん、お金が絡むので、消費者の購入できる範囲内(予算の制約)でという条件つき。
たとえば、ビール好きな人多いと思うけど、1杯目はうめえーーー!という人は手を挙げて。はい、ありがとう。ほとんどの人が、1杯目のビールの美味しさを知っているんだね。うれしいよ、素直で。
じゃ、2杯目は?
1杯目に比べてそれほどでもない?いや、2杯目の方がうまい?
ま、人によって感じ方は違うからいいんだけど、ここで、2杯目のビールの効用が1杯目ほどじゃないという現象は多くの人が体感するところではあると思う。
この場合、追加的な1単位の消費(2杯目のビール)がもたらす追加的な満足度を限界効用という。限界効用は、1杯目のビールの満足度に比べると、通常、2杯目は少なくなるもんなんだ(そうじゃねーよー!って人も多いだろうけど…。)。さらに、3杯目以降の限界効用はもっと低くなるのがふつう。
これは、限界効用は、消費量が増えるに従って徐々に減少するっていう、限界効用逓減の法則に当てはまる事例なんだ。需要が増えるほど効用が減少するんだね。
足湯も、タマにするから良い?んー、そうとも言えるが、毎日シャワーを浴びれる生活に戻りたいよ、うん。
病室で妄想する経済理論(目次)
1 愛と平和のインフレ・デフレ 経済学にハマッテしまったある入院患者のボヤキ
2 冷静と情熱のミクロ 各家計や企業の経済活動を分析するのがいわゆるミクロ経済学
3 疾風怒涛の供給曲線 人間の営む経済活動の大前提を考えてみると、それは、欲望は無限、資源は有限、この有限な資源をどう使うのか?という問題が常に立ちはだかるということになる
4 マニー・ラミレスとケン・グリフィー・ジュニアの市場メカニズム 『市場』における需要と供給の関係
5 放置プレイな完全競争市場 1 売り手と買い手が多数存在、2 価格支配力を持たない、3 同質の商品である、4 情報の共有、5 参入障壁がない、という5つの前提条件
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08月09日(土)
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