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ゆれるゆれる
by てんのー
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■日本語教師のススメ
 断言しよう。とくに日本以外での日本語教師(非常勤)という仕事ほど楽な稼業はそうそうありません。

☆証拠@ 今日の実労働時間: 80分
☆証拠A 今週の実労働時間: 約10時間(ただし祝日の月曜を除く)
☆証拠B こんな状態でもなぜか日本でフルタイム働く友人より毎月の貯金額が多かったりする。むろん物価格差のなせる業。
☆証拠C 学校にかかってくる電話などは一切無視でOK。中国語などで応対できるわけもなく。
☆証拠D いったん「信頼できる」「何でも聞ける」先生だと客(=学習者)に思わせてしまえば、学校外で日本語を使うことがまれなだけに、こっちのもの(ただし常に日本文化や日本人に触れられる環境なので、適当にやったりすれば首が飛びますがね)。

 そりゃあもちろん、いろいろ意見はあるでしょう。実働80分といっても、残りの22時間20分を東京湾のボラみたいに濁った目をして口を開けていたわけではないっす。一コマにつき最低数時間は準備が必要だけどもちろんそれは無給だし、民間経営である以上、プロの俺たちではなく素人の学生(=顧客)の評価、クレームがすべてですから、キャッチアップレッスン(休んだ人のためにtipsを作り、授業前などに簡単に教える)やテスト日程の振り替え(同様に、来られない人のため)などなど、運営上ぜったい不可欠なもろもろのお仕事の全ては、無給でや(らされてい)るわけです。ミーティングまで無給、あくまで授業のコマに対してしか給料は出ないので。
 でもそんなの、どんな所で働いている人でも言いたいことは山ほどあるでしょう。

 とにかく、商品(=「日本語」)を満足いく形でお渡しすること、これだけが仕事といっていい。つまり、きちんと準備&切磋琢磨をしておればあたふたすることはほとんどない、ということですな。ほかの仕事じゃ、何やってもどうにもならんという時があるでしょう。
 日本で語学学校に通う人のことを考えればわかるように、相手になるのは基本的に生活に余裕のある人ばかりなので、和やかに楽しく、というコンセプトが受け入れられやすいというのもあるし。

 とにかく、プレッシャーとはまるで無縁の毎日を送っているということであります。
 たとえ給料がぼこぼこでも、マレーシアで飢え死にというのはまず考えられないので、人によっては天国のようなところでしょう。こっちでもハゲは多いけど、明らかにただの油分摂りすぎです。

 あと海外のメリットとしては、親戚からの結婚しろ光線とかいつまで非常勤でやるつもりなんだ疑惑光線などをまるで感じないで済む、それどころか海外に夢を追うセーネンとしてウツクシク認識されるというのもあります。いや後者などまじめな話ね。

 しかし今週はたるたる。さすがに週10時間労働(実働は一応数倍よ)では生活がぎりぎりになってしまう。
 それで夜中にこんなことをしているわけだ。反響があれば日本語教師への道も特集しよう(笑
03月11日(火)
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