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今日の私
by かずき
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■『ミー&マイガール』開幕2日目
3年前に観た時に「絶対、楽しい舞台のはずなのに」と、
どうにも納得できないむずがゆさを感じてしまい、
消化不良気分を抱いていた舞台に、再度チャレンジ。
WOWOW映像などで、ちょっと井上君の弾け具合に
不安を抱きながらも、楽しみに行ってきました。
帝劇は、床と椅子がきれいになってた感じかな。
ヒールがむにゅっと、めり込む感じのある絨毯でした♪
ちなみに、3年前の感想は、こちらから。


『ミー&マイガール』

<時間>1幕85分、休憩25分、2幕70分
<場所>帝国劇場C列19番
<演出>山田和也、<翻訳>丹野郁弓、<訳詞>高橋亜子
<指揮>塩田明弘
<出演>
 ビル:井上芳雄、サリー:笹本玲奈、
 ジャッキー:純名りさ、ジェラルド:本間憲一、
 マリア公爵夫人:涼風真世、ジョン卿:村井国夫、
 パーチェスター(弁護士):武岡淳一、チャールズ(執事):丸山博一、
 バターズビー卿:阿部裕、バターズビー夫人:福麻むつ美、
 ジャスパー・トリング卿:花房徹
 ミセス・ブラウン(サリーの下宿の女将さん):伊東弘美

 秋山千夏、浅野実奈子、安倍康律、石井咲、石田佳名子、
 乾あきお、井上喜代子、宇田ひろこ、大江尚毅、大須賀ひでき、
 折井洋人、黒川鈴子、小石川園美、後藤藍、寿依千、坂本法子、
 佐嶋宣美、渋谷愛、須田英幸、諏訪友靖、熬ヒいおり、
 玉置千砂子、ちあきしん、照井裕隆、中村友里子、名児耶洋、
 登坂良樹、橋本好弘、日比野啓一、保泉沙耶、三井聡、
 村上幸央、諸戸菜生美、横沢健司、横田大明


開演30分前から、ランベスウォークのダンスを
アンサンブルさんが教えてくれると聞いていたけれど、
全然間に合わず、2分前に劇場に駆け込んで着席。
が、既に競り上がったオケピから、最前列の客たちに
手拍子と踊りを一緒にと話していたノリノリの塩田さんに
目ざとく見つけられ、「手拍子ね」と言われてしまったり。

でも、不思議と引かなかったなー。
逆に、きっちり参加して楽しむんだぜ!と、
始まる前から心構えバリバリになった。2列目だから?
もともと音楽も好きだし、演奏が始まって手拍子しだすと、
よし、観るぞー!って気分が盛り上がってきて、
そのままで本編に突入、アンサンブルさんたちの、
旅立ち場面から始まるから、ワクワク感そのまま進んでいく。

人生楽しんでいて、若い者にも温かいジョン卿や
踊りなら任せとけ!と楽しい気分にさせてくれるジェラルド、
愛嬌と見事な歌声を披露してくれるパーチェスターと、
3年前に好きだったキャストさんたちはそのままに、
絶対こっちの方が適役だと思った公爵夫人、
もうちょっとバカな方が好みだけど、強さは悪くないジャッキー。
ちゃんと1つの舞台やっていて、まとまりが嬉しい感じ。

その中心のビル登場!
・・・は、やっぱり後一歩、弾け切ってなかった感じかなぁ(^^;
意外に台詞回しは悪くないけれど、品の良い「井上君」が、
そこここに顔を出していて、観てるこっちが不安になったり。
今までの役だと、こっちが「頑張れー」と観ているのも、
悪くないものが多かったけれど、今回はまずいんじゃない?

でも思い返せば井上君、最初はいつもイマイチだっけ。
ヴォルフもルドルフも、最初は否定的に観ていたけれど、
いつしか、心臓止まるかと思うほどの舞台になっていて。
そういえばそうだっけ、なんてことを思い出したのは、
途中から、彼の演技が良くなってきたから。

特にジャッキーに誘惑されて、「いや、おいしく頂きたい
気分は非常にあるんですが、でもですね(^^;」場面が◎!
「男の子なんだなぁ」と同時に「サリー好きなんだねぇ」が、
すごく感じられて、最後の行動に説得力が出てきて。
結構このビル、ちゃんと伯爵家の重さを理解していて、
その上で、「片方しか取れないならサリー」なんですね。
2幕に、後半に、と話が進んでくるに連れて、どんどん、
彼が「井上君」から「ビル」に見えてきました。

サリーはもう、記者会見映像で思ったとおり、満足!

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06月03日(土)
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