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今日の私
by かずき
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■『エリザベート』(山口・綜馬・浦井)
そんなに思い入れのある演目じゃないんです。
エリザベートもトートも、私には理解不能の人たちだし。
でも、綜馬陛下は好きだから、やっているなら観たい。
だからチケ争奪戦時、「良席で観たいわけじゃなし、
そこまで頑張って参戦しなくても大丈夫だろう」と、
甘く考えたら、1枚も手に入らなかったという演目です。
いや、ものすごく甘く考えて、どうせ1回なら誕生日にと、
井上ルドの25日単取りで狙っていたせいもあるのですが。
さすがに、そのたった1枚が手に入らなかった時点で、
「とにかく、綜馬陛下だけでも見せてくれ」に変更、
ようやく、開演20分前に取り引き成立というかたちで、
譲っていただくことができました。ありがとぉぉ〜(泣)
随分断られたけど、ギリギリまで諦めないでよかった。
ホント、努力っていうのは、してみるもんだなあと実感。
この際だから、ついでに言ってみよう。え〜っと、今、私、
岡田浩暉さんのミニライブ(24日or25日夜)を探しています。
友人にも頼んで2口申し込んだのですが、きっぱり外れ、
今のところ、当たった人を見たこともないくらいなので、
もし行かれる人いたら、「行くよ」報告だけでも求めています。
誰か、本当にやるんだということだけでも確信させて下さい(^^;
『エリザベート』
<時間>1幕18:30〜19:50、2幕20:20〜21:40
<場所>帝国劇場N列46番
<主な出演>
一路真輝、山口祐一郎、高嶋政宏、鈴木綜馬
ゾフィー:寿ひずる、マックス:村井国夫、ルドルフ:浦井健治
ルドヴィカ:春風ひとみ、マダム・ヴォルフ:伊東弘美
シュヴァルツェンブルク公爵:塚田三喜夫、グリュンネ伯爵:治田敦
エルマー:藤本隆宏、シュテファン他:縄田晋、ジュラ他:野沢聡
ツェップス他:大谷美智浩、リヒテシュタイン伯爵夫人:小笠原みち子
少年ルドルフ:塩野魁土
そんな訳で、やっぱりこの話、よく分からないのですが。
開演時、指揮者さんが挨拶したところで期待したのは、
初演時のように、風の音の中にトートダンサーズが
左右から現れてくることだったりするくらいだから、
あんまりしっかり覚えているわけでもないようですし。
でもトート閣下は相変わらず、動けば随所で笑わせてくれ、
立っていれば(特に後ろ姿)すばらしく雰囲気きれいで満足。
分からないなりの拘りは、この演目での「死」は、美しく
あってほしいことなので、少し痩せたっぽい山口トート○。
歌はエコーかけすぎで、彼が歌っている意味ない感じだけど。
そして今回エリザベートが、前半、若返っていた印象も好き。
以前から彼女に対しては「何だかんだ言ったって、
自分で選んで皇室に入っておきながら、文句言うなよなー」と
感じてしまいがちだったのですが、バートイシュルまでの彼女が
本当に小学生か せいぜい中学生ぐらいの子供子供だったので、
「うっそ〜、皇帝陛下になんて求婚されちゃった!」ぐらいで、
何も考えず舞い上がってOKしたんだろうと、思えました。
おかげで、結婚式翌日の♪「私だけに」では、まさに、
「エリザベートは自我に目覚めた」という印象でしたし。
今回、ほんの少しだけ、彼女に同情的になれたかな?
でもそれで不機嫌になるトート閣下は、やはり分からん。
彼女に多少なりと共感する余地を得られたのは、
ゾフィー皇太后のキャスト変更によるところもあるかも。
前回までの初風ゾフィーだと、母として息子を守り導かねばと、
果敢に政治を行っている女性という印象があったけれど、
寿ゾフィーはまさに「宮廷でただ一人の男」という感じ。
鉄壁の鎧を身にまとい、ガスガスと遠慮会釈なく歩き回る。
可愛さ・優しさ・柔らかさどころか、人間味より効率だろうなと
思われて、個人的に反感を感じた分、エリザベートに
同情的になれた部分もあるかなという気がします。ただ、
この作品のゾフィーは、この方が正しいのかもしれないけど、
どうにも がさつで品がなく感じられる部分も含めて、
前回の方が個人としては好きだったかなという印象。
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09月06日(火)
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