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今日の私
by かずき
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■(9/5観劇分)『I Love You 愛の果ては?』楽、『ミス・サイゴン』一孝-岡初日
『I Love You 愛の果ては?』14:00〜
<席番>PARCO劇場A列18番(4列目センター)
<出演>川平慈英、堀内敬子、絵麻緒ゆう、戸井勝海
<演出>山田和也
結局、10日で6回行った舞台(^^;の東京楽でした。
直前まで来られるか分からなかった人や、年に数回しか
会わない人も含めて、客席には知り合いや友人がいっぱい。
開演前から、そんな雰囲気に嬉しくなりながら始まり。
「山田さんだなぁ」と思うことの1つに、
遊べる場所が決まってるコメディであることがあります。
きっちり作り込まれたうえにある余裕で魅せてくれるから、
自由に遊んでしまえる場所は結構少ない。というか、
演者の方にもそちらの方向で楽しませる舞台にしようという
意識があまりない中、日替わりは慈英さんがらみの2か所。
最初は、Act1 Scene4。
「しゃべる男たちと聞いているフリをしている女たち」の、
おまけ部分での男たちの主張では、戸井さんがいじられる。
女たちが勝手放題言いまくって去った後に、「俺たちにも
主張の場を!」と訴えた男たちに、ライトが再び当てられ、
なんとスポットライトの中、戸井さんから歌いだすという場面。
慈英さんが延々茶々入れて、歌わせてくれないんですよー。
苛められキャラの戸井さんが、ほとんど素のような状態を
慈英さんがうまく転がして転がしてやたら笑わせてくれて。
俺の出番だと必死で主張して注目を返してもらった戸井さん、
Act2,Scene2「赤ちゃんの両親は どうなっちゃったの?」の、
フランク夫妻の赤ちゃんバカっぷりに呆れかえり、ジュニアが
大人になったら連絡くれよ」とクールに帰るフレッドという場面で
雪辱戦を果たそうとしたところ、吹き出してしまった大バカ者。
このシーンの始まりで慈英&堀内夫婦が童謡の振り付けを
練習してるんですが、「君はこーんなことやってるんだよ」と、
フレッドが帰る直前にやってみせる。振り付け自体が今日は
人差し指を鼻に突っ込んだりとオーバーアクション気味で、
「さあ、できるかな?」とニヤニヤ見つめる慈英さんの視線に
戸井さん、自爆(苦笑)笑っちゃうならやるなー!
言ってみれば、振り付けをオーバーにした慈英さんの罠に
再び戸井さんが引っ掛けられたってことなんですよね。ダメすぎ。
しかも、引きずっちゃって続きのセリフでも笑いが止まらず。
観客は温かく笑ってくれたし、戸井さんが帰った後で慈英さんが
「残された俺はどうするんだよー!」って締めてくれたから
良かったけど、ちょっとダメ出したくなってしまった私。
でもなんかこの2人、テンポが合ってるみたいでいつも楽しげ。
カーテンコールでも、1幕ラストの♪結婚式の誓い を全員で
エンディングの衣装のまま もう一度演ってくれたのですが、
逃げる新郎(戸井さん)を牧師(慈英さん)が追い掛け回す場面、
あんたたち、何を勝手にじゃれてるのよ!って妬いちゃうくらい。
野郎同士の仲の良さというのは、時々無性に羨ましいし、
傍から見ている分には楽しくていいんだけど、だけどさ、
えーと、この舞台のテーマって何だったっけ?と思ったり。
結局は「しち面倒くさい男女関係やってるより、同性同士で
つるんでた方が楽しいことは確か」って見えちゃったんだけど、
楽日にそれって、まずくないのかな〜?(笑)
『ミス・サイゴン』17:15〜
<席番>帝国劇場L列26番(センターブロック下手側)
<出演>市村正親、新妻聖子、石井一孝、岡幸二郎、
高橋由美子、泉見洋平、平澤由美、畠山紫音(タム)ほか
<指揮>塩田明弘
「あ、納得」という感じの回。今まで、
若干の違和感を感じてきた石井クリス、岡ジョン、高橋エレンが、
組み合わさると、アメリカでも観られそうな「まともな」サイゴンに。
最初に納得した、井上クリス・坂元ジョン・ANZAエレンによる
「単純な明るさと、意識しない優越感に満ちたアメリカン」たちと、
ベトナムの人々との差が直接浮き上がってくる舞台ではない。
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09月04日(土)
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