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今日の私
by かずき
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■ありがとう、ありがとう、そしてさようなら禅マリウス。
いや〜、ちょっと間違ったタイトルですが。
ソワレは禅マリだけでなく全員に有難うを感じたのですが、
でも、タイトルのつもりで芸劇に足を踏み入れたのだし、
マチソワ通じて考えた場合には、タイトルに偽りなしだし。
ちなみにソワレは、最初にキャスト表を見た時から、
ミューおた(ミュージカルおたく)による、ミューおたの
ための回だと確信、絶対参加するつもりで取った席で。
もちろん、中央通路後ろセンターブロック席ですから、
♪この家の主 では駒田さんとハイタッチしたよ〜ん(^^)


※マチネ・13:00〜、M-12
  山口祐一郎、今拓哉、坂本真綾、井料瑠美、
  剱持たまき、石川禅、三遊亭亜郎、峰さを理、坂元健児

<感想>
マチネは駄目でした。いや、禅マリは良かったんだけど。
あまりの表現力に、他の人から浮き上がってしまって、
彼一人が人間、周りは関節の少ない おもちゃみたいで。
ただ、祐一郎さんは「そうか、もしかしなくても この人、
旧レミ経験者だわ」と思い出させる存在感が見られたし、
剱持さんは本公演時より さらに落ち着いたお嬢様感と
安定した歌声が不思議な存在感をかもし出していたかな。
祐一郎さん、1幕は♪独白などでアップの「笑顔」映像が
散見されて、やはり映像は辛いなと悲しかったけれど、
2幕は相変わらず神々しくて○。

でも坂健なんて、もともと棒立ち気味の役者さんだけに、
吊るされたマリオネットみたいで苦笑しちゃう可愛さだし、
エポも、初日が嘘のように声は出てたけど存在感はなし。
今さんは、モードがアンジョなのか歌い上げだけだし、
井料さんの酔いそうなビブラートには磨きがかかってた。
下手サブセンターのセンター寄り通路際という、
障害物なく すかーっと視界が開けた良席だっただけに、
この文句は、座席のせいじゃないと思います。


※ソワレ・17:00〜、K-14
  石井一孝、岡幸二郎、笹本玲奈、マルシア、
  河野由佳、石川禅、駒田一、瀬戸内美八、留守晃

<感想>
対するソワレ。すっごく良かった。
いや、個々の出来だけなら、もっといい日もあったけど、
何というか、文句なくバランスがいい。1つの作品になってる。
キャスト編成を見た時点で、東宝ミュージカルおたくの
ための回だなぁととても思ったけれど、それが大当たり。

ある意味、鹿賀-村井と似たものを感じたと言えるかな?
長年一緒にやってきた同士だから分かる、相手の呼吸。
自分の演技でいっぱいいっぱいじゃなく、全員で1つの
何かを作り上げようという真剣な意識と愛情が感じられる。
利益追求のため、なるべく長期公演で客を集めるよう、
無闇やたらと1つの役へのキャストを増やした状態じゃ、
練習不足すぎて、もう望めないだろう幸せ感かも。

あと、ミュージカル畑、しかも、四季と関わりないところで
育ってきた役者さんが ほとんどだったのも大きいかも。
全部カタカナに聞こえるような類じゃない滑舌の良さで、
歌詞の意味をきちんと表現してくれる、しかも通る歌声。
音楽の良さを活かして、複数が同時に歌っていても自然に、
一番聴かせたいであろう歌詞が一番響かせられるのは、
相手の意図が無意識に読めているということも強いけど、
基本的に、歌唱力(当然、含む演技力)がある人たちだから。
美声だけなら歌わずしゃべれ、大声だけならコンテストに出ろ、
滑舌がいいだけなら珠算の読み上げでもやってろって。
かすれ声の外国語でも、何かを伝えられるのが「歌」だもん。
それができるのがミュージカル役者じゃないの?

まぁでもホントのところ、コンサートだから「祭り」で、
個々の演技の完成度よりバランスに重点を置いて観てたから
気にならなかっただけという部分も、多いんでしょうけど。
♪Heartful of Loveで、♪「いつも」と右手を上げて待つ間、
既にコゼットの腰に回されてる禅マリの左手の意味は何だとか、
石井バルは本公演よりもはるかに若々しく、元気だったとか、
岡ジャベの♪自殺、♪「たどる道もなーーーーーーーーい」は、

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07月10日(土)
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