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今日の私
by かずき
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■レミゼ博多楽
レミゼ博多楽に行ってきました。
朝8時に家を出てマチネ観て、ゆっくりお茶して、
空港で食事して帰ってきてスマスマに間に合う。
なんか博多座って近いかも。往復で約6時間。
割引航空券なら神戸の実家に帰るより近いし安い。
声量が足りない歌も約3割増しに上手く聞こえる音響に
後方でも近く感じる距離感、トイレの多さに きれいさ。
しかも、レミゼおたくには嬉しい暗めのライティング。
幕間にちょっとお茶できるスペースがあるのも助かるし
係員の対応も気持ちいいしHPも充実していいことづくめ。
これで、あと一声チケット代が安ければ、もう、
住んじゃいたいくらい気に入ったかも。博多座ブラボー。
肝心のレミ楽ですが。
<席>M-50番(9列目上手ブロック通路から2席目)
<出演>
山口・岡・ANZA・高橋・河野・岡田・駒田・森・吉野
局田・川野ちびコゼ・入江ちびエポ・伊藤・横田・坂口・
上條・篠原・高野・阿部よしつぐ・鈴木・蔓谷・KAZZ・大江
杵鞭・高島・鈴木・史桜・荒木・澤田・浦壁・古川
18日の感想にもこっそり書いたけれど、
やっぱりこのメンバーは落ち着く。山口-岡は今回のヒット。
・・・というか、何よりも祐一郎さんが素晴らしい。
歌わない時は勿論にじみ出てくるバルジャンとしての
素朴な素直さ、猛々しさ、愛情から来る虞れ、そして情愛。
それらが、歌った時にも歌いすぎることがなく続いていく。
山口祐一郎基本の伸びやかな歌声を損ねることなく
ここまで演じられるようになるのだなと思いながらも、
素直に『レ・ミゼラブル』に、身を委ねられました。
こんな日が来るなんてねぇ・・・。
河野コゼットも、本当に彼女かと疑ってしまうほど、
きれいに素直に声が出ていて品もあったと思うし、
何より相手の岡田マリウスが、とてもいい出来だったと思う。
1幕は、手刀のような不自然な腕の振りが気になったけれど、
2幕からは色々とやらなくてはならない事柄が多いせいか
手刀はナリを潜め。そうすると、温かく自然体で幸せな
岡田君のマリウス像が徐々に浮かび上がってきて。
特に、博多座に来てすごい成長を見せたANZAエポとの
♪恵みの雨は、ふんわりと優しい彼の姿に、珍しく
エポに感情移入、腕の中で死ねることが本当に幸せでした。
私、この人を好きで良かったと思いながら死ねたかも。
有難う、マリウスって感じで泣けたのは初めて。
珍しくアンサンブルも(司教様以外は)悪目立ちが少なく、
吉野アンジョに向かう方向性も見えて、ちょっと嬉しく。
もうちょっと赤い旗を大切に扱ってほしいなと思うのとか、
いろいろ細かいことは、楽日だから目をつぶってしまえるし。
実は♪ウエディングでテナ夫妻がご当地メイクで出てきて、
レミゼの世界をぶち壊した時には、それをやったのが
私が何年もファンしている人で今日の目的の1人であり、
しかもそこまで見事な舞台を見せてくれていた人だけに
どこに怒りを向けていいのやら、二重三重に腹が立ちました。
でも、最近には珍しく、楽日騒ぎにならなかった舞台だし、
お祭りを期待してる人に、ここくらいはサービスするのも
百歩譲ればありなのかもしれないと考え直してスルー。
気持ちを抑えて生ぬるく手拍子に付き合いながら待てば、
次は、♪エピローグのマリコゼとパパの温かい姿に涙。
カーテンコールの森公美さんは居残り組の余裕で司会、
最後の最後は祐一郎さんの生声のご挨拶で、〆め。
いいまとまりの楽日だったと思います。行って良かった。
人数が多すぎて、いくら長期やっても大した成長も
望めないのではと思われた新生レミゼも、ここに来て
少しまとまりを見せてきたなと思える部分が多々あったし。
いろいろな組み合わせが見たい気持ちもあるけれど、
それでも、組を2つに分けたのは正解だった気がします。
新生レミは、本当に一歩を踏み出したばかり。
来年には再演の噂もあるし、キャストも絞り込んで、
じっくり今後も成長を見せていって欲しいと望みます。
01月26日(月)
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