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今日の私
by かずき
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■『Mozart!』マチソワ(^^;
土曜日に、マチソワしてきました。
昼は井上&内野。夜は中川&楓。(敬称略)
久々の大作ミュージカルマチソワで疲れましたが。
とにかく感想は、びっくり。
初日とはやっぱり全然 違う作品になっていました。
まぁ、初日は初日だからプレビュー気分で行ってるし、
今回は、良くなっていて当然の気分ではあったんですけれど、
市村さんに関しては、慣れて市村節入ってるかもという心配も。
でも、素晴らしいレオポルトになっていました!(^^)
ヴォルフを心配し、そこに「自分はもう諦めた」思いがかぶる。
あぁ、これがモーパパだよなぁと、しみじみ良い感じで。
アンサンブルの歌も、席のせいかもしれませんが、
思ったよりも歌詞が聞こえてきて、ちょっと嬉しかった。
市場の場面や貴族たちなどの1行ソロ群は、聞こえないけど。
アルコ伯爵(花王おさむ)も、マイクボリューム上げた?のか、
辛うじて聞こえるようになっているのが有難い感じ(笑)
でも久世男爵夫人は、特に変わらずイマイチのまま。
歌は安定感が出て良くなったけれど、人物像が見えない・・。
これは、キャラクター変えちゃった方が、いいのかも?
連れとも言っていたのですが、この役は久世さんに向かない。
素晴らしくキュートで茶目っ気あふれる魅力がある人なのに、
どうやらこの役は、話によれば母性を出すべき役柄らしく。
でも私には、レオポルトに対して母性を象徴するというより、
モーツァルトのアマデ(才能)部分を純粋に愛した人に見えて。
同じ才能を愛しても、囲い込もうとしたのがコロレード、
伸ばす機会を与えようとしてアマデに愛されたのが、男爵夫人、
パパは、才能だけを愛するにはいろいろありすぎた感じかな?
そう考えていくと、男爵夫人は、何かを象徴するよりは、
1個の人間としての魅力を出した方が面白くなりそうな気が。
たとえ話をする時だって、あまりシリアス過ぎる感じにするより、
「ね、聞いてみて?」って感じなら、久世さんが演じる魅力が
少しでも出てきそうな気がするのですが。今のままじゃ勿体ない。
ただでさえ小池演出は面白みに欠けるきらいがあって、
コロレードのトイレシーンですら笑えないぐらいだから、
少しは余裕を持たせる人が出てきた方がいいと思うんですけど。
そして、松たか子(コンスタンツェ)。既に飽きが入りました。
初回は「思ったよりできるじゃん!」と思ったけれど、
後は、どんどん松たか子になっていくだけなんですもん。
アルドンサの時はまだ、役を演じようとする努力が見えたけれど、
こっちの方が演りやすいのかな?頑張る方向性が間違ってる気がする。
モーツァルトとのラブラブな場面も、何かプライドが高そうで、
ちっとも恋しているように見えないのが非常に嫌でした。
で、最大のびっくりは、中川ヴォルフ!!
マチネの井上君も、こういう歌に慣れてきた感じで良くなってた。
でも、落ち着いてくるとやっぱり優等生だなぁと思っていたら、
中川ヴォルフ、すごいガキで暴れん坊で考えなしで、いい!(^^)
猫背でチビで、噂どおり こぶたちゃん。全然かっこよくない。
でも、自分には何かがあり、何でもできると信じている怖いもの知らず。
声帯も強いのか、声の張りも声量もカンパニー内トップクラスで、
見下ろす祐一郎コロレードと共に歌い上げまくる場面なんて、
本気で出している声の競り合いが見えて、本当に嬉しかった。
あの祐一郎さんが、気持ちよく歌い上げるだけじゃなくって、
本気で前に声を押し出して相手を圧倒しようとしてるんですよ?
これは、斜めな祐一郎ファンとしても、非常に嬉しい(笑)
自分を邪魔するものに挑む姿は、若々しさが そのままヴォルフ。
思わず見惚れ、エンディングのシャウトでは涙まで出てきていました。
既に内野明音アマデを2回観てきて、天才の部分はアマデにあると
信じている私の目には、繊細で過去を背負いすぎてる井上ヴォルフより
ただの成長できてないお子ちゃまな中川ヴォルフがしっくりきて。
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10月19日(土)
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