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今日の私
by かずき
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■ね…、眠い…。(『レ・ミゼラブル』マチソワ)
本人には会えず、逃げられなくなり。とにかく、
冷やしそばとカフェインをお腹に叩き込んで、2幕。

バリケード途中から、覚醒しました。
アンジョに傾倒してついていく友たちとは違い、
その思想に時に疑問を呈しつつも共に戦うことを選び、
選んだ以上は、できる全てを尽くして戦うマリウス。
弾を拾いに出るという判断が、しごく冷静に見えた。
コゼットが旅に出るからヤケになったんではなく、
だから、気にせず自分の命を懸けられるが故の判断。
それを止めたアンジョルラスを一瞬抱きしめた意味は、
「止めてくれて有り難う!でも必要だから行くよ」かな。
アンジョがボケボケな分、岡田マリウスの男らしさが
常より更に際立って見えたバリケードが落ちた後の
♪カフェソングは、半端じゃなく泣けました。

そして♪エブリデイ。
「コゼット、コゼ〜ット」で、マリウスと一緒に、
2人の出会いからのすべても、思い出しました。
グランに「ついに恋をした」と言われて初めて、
これが恋なのか!と、相手を愛おしく思う気持ちの
正体を知って驚いている、本当に初恋君なマリウスや、
「この愛をおそれない」と歌いながらも、マリウスを
直で見られず、古風な恥じらいを見せるコゼットなど。
エブリデイでも、バルジャンがやってきたことで、
思わず相手の手を握り締めてしまっていた自分に気づき、
慌てて恥じらい手を離したコゼットが「お前にやろう」の
言葉で見せる、何ともいえない幸せそうな笑顔で泣けた。

そんな2人の、やっと誰はばかることなく
口付けもできるようになる、結婚式。ここで、
舞台全編通じて初めて見せる、マリウスの全開笑顔が、
「そうか、やっぱり、ジャン・バルジャンに救われた」
だという辺りで再びボロ泣き。いつもいろいろ悩んでた
マリウスが、初めてすべて納得して見せる笑顔は最高で。
普通、札束投げつけながら、あんなに全開で笑うか?(^^;
観ながら、苦笑しつつ泣いちゃいます。

♪エピローグ。石井バルジャンを観た直後とあって、
どうにも影の薄かった山口バルジャンでしたが、
そうっと静かに、半分消えかけながら歌うここは好き。
(あ、戎ちびコゼの足バタバタ、山口バルとだと好きです)
そして、駆けつけてきたコゼットの、娘らしい気遣いや、
しっかりバルジャンと目を合わせて頼もしさを見せ、
息を引き取った相手に頭を下げ敬意を捧げるマリウスの
男らしさ、そして♪民衆の歌の盛り上がりでまたボロ泣き。

頭の隅の隅の隅で、泣くとまた疲れるんだけどなぁとか
思いながら、止められずボロボロ泣いてしまったので、
終演後、仕方なく友人に半額払って帰ってきました。
だって本当は観たかったんだもん、岡田マリ&知念コゼ楽。
だけど、体力も財力も持たないからと諦めていたのが、
観たら泣きまくったんだもん。やっぱりすごい好き。
梅田ではありえないペアだから。だから、観てよかった。
でも、明日の体調が、本当ぉぉぉぉに、不安。

05月21日(土)
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