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今日の私
by かずき
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■『PURE LOVE』2日目
何というか、演技のベタさが脚本にマッチしていたので(苦笑)
他の舞台にいたら、あまりの下手さにキレてたかもの演技が、
この、安っぽいジュブナイルのような脚本に不思議にも似合って。
一応は最大の敵キャラという おいしい位置にあったし、
彼はもしかして今回、唯一 得したんじゃないかなと思ったり。
tekkanも、他にどうしようもないキャラクターを
開き直って演じていて、本人に割りと好感があったかも。
肝心の あっきー。
ごめん、感想は「演技しなくていいから歌ってようね」。
セリフを言う時は、無闇やたらに身振り手振り振り回しまくり、
そうでない時は、結構ぼーーっと立ち尽くしているだけ。
会話になってないよー。受け応えって言葉知ってるかい?って感じ。
ただし歌い始めれば、曲がいいのもあって とにかく うっとり。
♪君は〜ピュアラ〜ブとか、覚えてるものも いくつかあるし。
演技は精一杯やってることは伝わってきたさ。でも、それだけ。
ヒロイン、初舞台の大和田美帆ちゃん。
実は、あっきーの次の舞台が『ロミオとジュリエット』と聞いた時、
演目自体が悪い!と思った。なぜって、誰がジュリエットを
やったとしたって、デュエットに満足できるわけがないから。
彼の歌には、あらゆる意味で あまりにも力がありすぎるから、
釣り合う相手なんて探し出せるわけがないと最初から思っていた。
だからいっそ初舞台で歌は苦手という彼女で良かったかもしれない。
ひどい言い方をすれば、最初から、あっきーの邪魔にならないよう、
音を外して悪目立ちさえしないでくれればいいという気分だったし。
そんな気持ちで行っただけに、意外に不満は少なかったかも。
ソロでも か細い声では、まともにデュエットした1幕は論外だけど、
囁くように歌った2幕では、意外に声の相性は悪くないと思ったし。
歌手によくある(もちろん、あっきーにも多大に)、しゃべったり
歌ったりの時に体全体でやってしまう不自然な動きはないし、
あまりスレてない感じの素直な可愛さが似合っていたし。
2幕頭、面会に来た有希と純の、2人とも上半身しか
見えない場面での会話では、結構 上手じゃん!と思ったくらい。
とにかく、何も期待しないで行くのが吉。
期待していないつもりだったけれど、1幕90分は相当つらくて、
後半になるにしたがって、自分の目の焦点が合わずに、
うつろな表情になっていってることが感じられていましたから。
曲が終わると、せめても盛り上げるために拍手しなきゃと、
頭のどこかで声がするけれど、手を動かすまでに至らないって感じ。
2幕になると、脚本書いてる本人もヤケクソだったんじゃないかと
思うほど どうしようもなさがパワーアップ、NIROの出番も増えるので
逆に開き直って観ていられたかもしれません。
久々の生あっきーの歌声は良かった。感想はそれだけ(苦笑)
09月19日(金)
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