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今日の私
by かずき
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■阿佐スパ『みつばち』
新井友香さん(ツチ)が魅力的だったのは、
新井さん自身が魅力的だったからという印象が強いし。
それなりに皆、感情は理解できるんだけどなー。
どうも実感になるのは男性陣ばかりなのは何故なんだろう。
でもその分、男たちは皆いいね。かっこいい。
必死で自分の好きな女を守り抜こうとしていて。
「つちも好き。しほも好き。半分ずつ好きなんじゃないの。
つちを好きな俺、しほを好きな俺。俺が丸々ずつ2人いるの。」
みたいな事を言っちゃって、それが信じられちゃう熊夫。
マジで つちを守ろうとして死んじゃって、でもそれに対して、
(結局、熊夫の行動とは関係なく つちは抱かれてなかったのだが)
しほも「熊夫も、天国で喜んでるよ」と言えちゃう。
なんか、すげー 羨ましい関係だぞ。
「私には、そんな男はいない」とつぶやくムシの危機に、
いきなり飛び込んできて助けちゃう、作家&演出家ならではの
おいしいとこどりの木海も、もちろん かっこいい。
弟に対する愛情と憎しみに、一生 決着をつけられないかと
思われた伍朗が、1人の女を守るために未練を捨てたのもいい。
かつて自分の子供を殺したイチに、自身への拒否を感じてしまった
小七が、その後、一度も彼女に触れないという事実も、
すれ違っていたとはいえ、相手を守るために自分の行動がある。
何だかね、どの男も本当に精一杯、大切な女を愛し守ってる。
かっこいいよ、そういう男たちって、皆、すごく。惚れる。
でも観終えて、何を望まれてるんだろうと思ってしまう所もある。
本来は女って、「産む性」だから守られていたはずなんだよね。
男たちは「子孫を繁栄させるために戦って守る」役割。
じゃあ、産むことを放棄している場合はどうなるんだろう?
今時、そういうの山のようにいると思うんだけれど。
最後の最後、既に感染し、子孫どころか命も危ういイチに、
伍朗はそれでも好きだと告白する。彼女に何を見ているの?
最初の言葉を思うなら、真に生活できるのは「女」だけで、
男はその周りで、何処かに夢を見て生きるものだということなのかな。
だとしたら、その幻想を壊さないようにするのは女の義務なのか。
・・・何か、私が恋愛できない理由が分かったような気がするかも(^^;
06月09日(月)
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