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たむけん日記
by たむけん
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■台湾訪問記
 1日から4日まで台湾を視察した。民主党衆議院議員の2期目同期の泉健太氏(31才)と田名部まさよ氏(36才)と3人で。田村と田名部氏は始めての訪問。
 台湾は、人口2200万、GDPでは世界で20位以内に入り、1人当たりGDPでは韓国と肩を並べるレベルまで経済発展を遂げているが、ほとんどの国から国家として認められていない。日本とも国交は無い。中国が「台湾は中国の一部。台湾を国家と認める国とは外交を断絶する」と言っているからだ。そのような厳しい状況の中で、長期的な視野から外交努力を続けている。それこそ、「数十年後に中国が民主主義国家になったときに向けて」というように。今回の私たちの訪問も、台湾政府から招待されたもので、外交部日本事務会(外務省日本課に相当)が日程などすべてをアレンジしてくれた。
 成田から台北まで3時間半、午後7時に到着。首都台北は綺麗な大都市だった。広い道路がはりめぐらされ、高層ビルやマンションが立ち並ぶ。5月には最高気温が30度位になり、日本の感覚ではもう夏。

 外交部日本事務会の方々と会食。皆、日本語はペラペラ。日本語が出来る人は、大体、英語も出来るとのことなので、台湾語(母国語)と北京語、そして日英の4ヶ国語を話せるということ。日本駐在経験もある外交部OBと大阪大学とアメリカに留学経験がある国際政治の専門家も同席。
 かねて聞いていた評判通り台湾料理はおいしい。紹興酒を一口サイズのグラスで乾杯し合う。台湾では、自分が飲みたくなったら誰かと乾杯して飲むというのが礼儀だそうだ。
 台湾の人が日本を訪問する際の国際免許証の取得を容易にして欲しいという要望を聞いた。そんなことまで、日本政府が中国に遠慮しているとは正直驚いた。台湾人には日本の中でも特に北海道が人気。雪や流氷、広大な眺望などが魅力とのこと。台湾からの年間訪日者数130万人のうち20万人が北海道へ行く。北海道旅行なら、やはりレンタカーを運転しながら、というのがいいに決まっている。日本に帰ったら後押ししてみよう。

05月01日(月)
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