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たむけん日記
by たむけん
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■訪中最終日〜【日中関係と靖国問題】〜/萌々羽が1歳に
岡田前代表一行の他のメンバーは、北朝鮮との国境にある丹東へ、そして明日、帰国となっているが、私は、明日、地元でどうしてもはずせない予定があるため、今日帰国することに。遼寧省の方に案内されて、瀋陽のもう1つの世界遺産を見学。入口からお墓まで徒歩20分以上。とてつもなく広い。使われている大きな石材はすべて他の地方から運ばれてきたものとのこと。冬、地面が凍っているときに、滑らせて運んだらしい。
午後1時すぎに瀋陽を発ち、北京経由で、成田に午後10時着。
中国の共産党・政府と太いパイプを築いている岡田前代表のお蔭で、要人と面会することが出来た。岡田前代表は一貫して「自分は、首相の靖国参拝に反対しているが、小泉首相は来年も参拝するだろう。小泉首相の任期が終る9月以降のことを中国も考えてほしい」「東シナ海のガス油田については、日本側の共同開発提案を真剣に検討して欲しい」と主張したが、それに対して中国側は「とにかく小泉首相に誠意が無い限り何も話を進められない」の一点張り。中国メディアの記者も、そして学生も、とにかく靖国のことばかり。建設的な議論は、たまに環境問題に話が移ったときに、日本側が協力できることは色々ある、と表面的に応える、というようなときだけ。
私は、日本よりもはるかに外交戦術に長けている中国は、靖国問題は、日本を攻めるいい材料として使っているに過ぎないと思っている。
今に至るまでめまぐるしく王朝が交代している中国において、中国人が「中国2000年の歴史」と誇ることが象徴的であるように、中国は覇権国家。東アジアの盟主は自分たちという思いが強い。ここ10年、経済的にも急激に成長し、経済大国日本も視野に入ってきて、ますます日本への対抗心は強まっているはずだ。
少なくとも、首相が靖国参拝を止めたとしても、中国は別の材料を持ち出して、日本への攻撃の手をゆるめないのではないだろうか。
そういう思いをますます強くした訪中だった。
ちなみに、今日は、私の娘の誕生日。昨年、私の初登院の3日後に生まれた娘「萌々羽(ももは)」。3900グラムで、妻も産みの苦しみを散々味わったが、1年間、すくすすと育ってくれた。今でも他の子より一回り大きい。萌々羽が起きている間に私が家にいることは1週間に計数時間しかないが、日々、色々な進歩がある。本当にかわいい。子どもがいる喜びをひしひしと感じる。
神様、そして皆様に感謝です。
11月18日(金)
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