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たむけん日記
by たむけん
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■【政治家とカネ】
 8月22日の「政権の不作為と官僚の責任」に、ブログの方で多くのコメントとトラックバックを頂きました。
 政治家とおカネについてですが、トラックバックして下さった650さんが「650の無味乾燥:ちょっと政治に目を向けてみよう」にとても的確な分析をしてらっしゃいます。確かに政治にはお金がどうしてもかかります。国会議員の給与は、調査費なども含めると2500万円を超えますが、例えば秘書給与を考えると、永田町の議員会館に2〜3名、地元に4〜5名以上(多い場合は10名以上)雇うとすれば、公設秘書3名は別途給与が支払われますが、それ以外の秘書への給与だけで2000万円前後かかります。地元の事務所や車の維持費などの経費を含めると、あっという間に議員の給与の分は無くなってしまうのです。一部の議員は、他に企業経営などをしていてそこからの給与がありますが、多くの議員は、すべて企業や個人からの献金に頼っています。議員の活動や生活自体が、献金無しには成り立たないのです。民主党の若手議員には、自分と家族のためには年に200〜300万円しか残らないという人もいます。
 その献金が野放しになってしまうと、利益誘導目当ての団体や企業からの賄賂が横行することになるため、できるだけ献金をオープンな形にして(すなわち、もらった献金は、役所に提出する収支報告に記載し、その収支報告を誰でも見れるようにする)、国民が監視できるようにしよう、というのが今の政治献金についての法律の趣旨です。民主党は、その趣旨をより徹底する法改正をしていこうと主張しています。もちろん、今よりもできるだけ政治にお金がかからないようにしていく努力も続けています。選挙におけるインターネット利用の解禁などは、真っ先に実現させるべきと考え、国会でも働きかけを強めています。この点については、私の記事にも以前トラックバックを頂いたひできさんが「HPO:個人的な意見 ココログ版: 参議院選挙とはなんだったのか?」にかなり詳細に書いて下さってます。
 私の支援者もそうですが、野党民主党の議員や候補者に献金して下さる人は「自分の仕事には何のプラスもなくていいから、とにかく日本を立て直してくれ」という思いで応援して下さっている方が多いです。確かに、民主党が政権をとって与党となると、利権目当ての業界団体がすりよってくる可能性はあります。そこで毅然とした態度が取れるかどうか、民主党の各議員の資質を問われることになると思います。多くの民主党議員は、今の自民党政権と業界団体の癒着が日本をダメにしているのであり、それを壊さねばならないという思いで活動しておりますから、私は大丈夫だろうと思っていますし、私自身も「初心を忘れず」に頑張っていきたいと思っています。

09月08日(水)
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