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たむけん日記
by たむけん
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■【年金未納○兄弟と菅代表】
ほぼ1か月、日記の更新がまたまた滞ってしまいました。3月に日記更新を再開し、ようやくアクセスカウンターの回転も早くなってきたところで、本当に申し訳ございませんでした。
以下、長文となるので、真っ先に皆さまが心配してらっしゃることを書いておきます。「田村謙治はしっかり年金保険料を払っております」
さて、昨日の福田官房長官辞任に驚き、「菅代表も追い詰められる可能性が高くなった」と思ってはいましたが、今朝の各紙の一面はそろって「菅代表、辞任不可避」といった見出しが躍っていて、これまた驚きました。土曜朝8時からの日テレ系「ウェークアップ!」(文珍さんの司会ぶりが絶妙で、コメンテーターも私が好きな人が多く、お気に入りの番組)も見ましたが、菅代表は文珍さんにとことんまで追い詰められていました。
自民党・民主党に続出している年金保険料未納には、主に3つのパターンがあります。
@社会人になった際、あるいは会社員を辞めて厚生年金を脱退した際
(議員となる以前)に、国民年金への加入手続きをしなかった
A85年以前に議員初当選と同時に国民年金から脱退し、86年4月に
議員にも国民年金加入が義務付けられたにも関わらず、加入手続きを
取らなかった
B閣僚や政務次官に就任した際に、医療保険は公務員共済に入るため、
年金も共済に入るものと勘違いして国民年金から脱退してしまった
@やAは、国民としての義務を果たしていないという意味で、責任は非常に重いです。まさに脱税と同じで、罰則が無いという違いがあるだけ。それに対して、Bは、手続きを代行した人(秘書など)が勘違いしたケースが多く、ある程度、同情の余地はあります。ちなみに、中川昭一大臣、福田前官房長官、鳩山前代表は@、菅代表や石破防衛庁長官はBに当たります。
そういったところを理解してもらおうと、菅代表もテレビ出演を重ねているのだと思いますが、しかし、です。
自民党閣僚の年金未納が発覚して以来、菅代表は「未納三兄弟」というフレーズをはじめ、厳しく彼らを批判しました。私も、菅さんの日頃の舌鋒についてはあまり好きでないことも多いのですが、「未納三兄弟」というネーミングは、センスがあるなぁ、と素直に喜んでいました。ただ、年金未納を批判するからには、当然、自分自身に未納が無いことを事前に確認しなければなりません。もし、事前に確認して、自分にも未納があることが判明したなら、すぐに公表しないまでも、「未納三兄弟」といった自民党批判は、他の人(岡田幹事長や枝野政調会長)に任せるべきだったのです。ある意味、菅代表は自ら墓穴を掘ってしまったのです。
年金未納の3パターンを、国民の皆さんに理解してもらうことは不可能に近いと思います。そして、何より、国民の野党に対するイメージは、ほとんどその代表に対するイメージで決まってしまうのです。
「ウェークアップ!」でも、森田実氏が「菅代表が外遊から帰国した直後、菅代表の側近に、すぐに辞任した方が、後の菅さんのためになる、と進言したが聞き入れられなかった」と言っていました。そもそも、いくらゴールデンウィークだからといって、自らの年金未納を発表して海外に行ってしまったことも含め、菅代表は、自らの危機管理、タイミングを誤ったのではないでしょうか。
言うは易く、行うは難し。私も、将来の自分のためにも、しっかりと今回の事の成り行きを見守り、胸に刻みたいと思っています。
さて、本題?の私自身の件ですが、私は、一昨年7月に財務省を辞めるまでは国家公務員共済年金、財務省退職直後から半年間は、議員秘書共済年金、そして、一昨年末に議員秘書を辞めた直後、清水に引っ越す直前に、自ら市役所で国民年金の加入手続きを行いました。
日本の近い将来の財政危機(もちろん年金崩壊を含みます)を真剣に憂えている上、そもそも選挙という「バクチ」を打つ身で、老後の年金のことは全くあてにはしていませんし、収入もなくなって、保険料の重みをヒシヒシと感じましたが、国家を背負う議員を目指す人間として、国民の義務を果たすことは最低限守るべきことという認識は、当時から持ち続けています。
PS 4月11日の日記を追加しました。
05月08日(土)
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