ID:55189
ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
[1174171hit]

■上を向いて歩こう、緑。
自称アクティブ非モテ系の伯耕です。どうもこんばんは。



一目ぼれした場所、というのがあります。

国外に目を向ければそれこそ訪れたい場所は山ほどありますが、

さすがに国外に出るのは時間的にもお金的にも少々大変、

そんな中、国内にもテレビで映像を見た瞬間に惚れ込んだ場所がいくつかあり、

大学生のうちに訪れることができたらなあと常日頃思っていました。

特に高原の雰囲気が大好きな俺としては、

尾瀬、南アルプス千畳敷、そして上高地は永遠の憧れスポットです。





さてさて、今日は待ちに待った日曜日。

せっかく飛騨高山に実習に来たわけだし、ちょっと遠出しましょうかと。

そんなわけで朝7時に起きてコンビニおにぎりで腹を満たし、

7時半、着替えて宿舎を出発、JR高山駅に向かい、




ここからバスに乗り込み、向かった先は




上高地




さあ、ついに永遠の憧れスポットを訪れる機会がやってきました。

先日高山駅で、駅から上高地までの直通バスの存在を発見、

時間にして何とたったの1時間20分ということで、




もうこれは行くしかありませんよね!





独りで。(←※お約束)





・・・




の、残りの2つのスポットは誰かと行きたいものだと思いつつ(泣)、

朝8時20分、濃飛バス、高山発・上高地行きに乗り込みました。




ガラガラの大型バスはしばらくは高山市内を走り、




峠を越えてなだらかな農村地帯へ。




曲がりくねった道を進みながら再び山の中へと分け入っていきます。




数え切れないほどの山を越えたところで、




ついに目の前には切り立った穂高連峰の山並みが。




ほおのき平、平湯温泉で一度停車し、




バスは国境を越える安房トンネル(※約4,500m)へと突入します。




飛騨の国からトンネルを越えればそこはもう信濃の国、




さらに森林の中の曲がりくねった狭い道を進むことしばし、




午前9時40分、バスは無事に上高地バスターミナルに到着しました。

バスを降りればすぐに感じる涼しさもさすがは標高1000mを越える高原、

環境保全のために厳しいマイカー規制が敷かれ、

ここに到着できるのはバスとタクシーのみとのこと。

森林の向こうにそびえる穂高連峰の大パノラマが素晴らしい、

日本屈指の景観スポット、念願叶ってついに足を踏み入れました。



ハイキングならひとつ前の大正池バス停からの方がよいとのことで、

再び今来た道をバスで大正池バス停まで。

下車したところで梓川の河原に下り、いざ散策スタート!




てか、




すげー景色!!!(←※ただ今感動中)




はるか向こうには雪を残しつつ圧倒的な威容でそびえたつ穂高連峰、

湿原の奥から流れる梓川の急流は激しい水音を立てながら、

深みを湛えながら時には水しぶきを上げて目の前を通り過ぎていきます。

河口付近でゆっくりと海に向かって流れ行くのを老年期の川とすれば、

汚れなき湿原地帯をまるで流れ急ぐかのように流れ去ってゆく梓川は

まさしく青年期の川といえるかもしれません。






絵に描いたような景色を




絵に描いたような景色を描くことの妙を味わいつつ、

記念写真を撮ってもらおうとしばし周りを見渡していたところ、




「すいませんーん。シャッター押してもらえますか?」




見てみればなかなか可愛らしい女の子4人組。

ええ、もうシャッターなんか喜んで押しちゃいますよ。


[5]続きを読む

05月21日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る