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ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■オレたちの存在意義
金属製のハンガー(※クリーニング屋でくれるようなやつ)を用意し、
それをちょっとキツ目に頭に装着して力を抜いてみれば
あら不思議、勝手に首が回ります。
元ネタはこちら(※別窓)、どうもこんばんは、伯耕です。
さてさて、今日で外来化学療法部での実習も最終日。
本来なら実習は金曜日までですがこの科の実習は木曜が最終日、
金曜日が自動的に休日になるのはありがたいものです。
実習学生は専用の部屋に閉じ込められを与えられ、
発表日までに症例報告と論文の要約を完成させなければなりません。
その代わり、集合も退出も全て自由なのはなかなか嬉しい限り。
というわけで、
正午起床。(←※集合は午後2時)
いやはや、平日にゆっくりと寝れるこのありがたさよ、
昨日は多少風邪気味だったのですが、8時間睡眠で体調も回復、
シャワー浴びて着替えて、準備を整えたら大学生協ルネへと向かいました。
ルネにて独り寂しく暗がりでボソボソと飯を食い、(←※お約束)
しっかりコーヒーも頂いたところで京大病院へと向かいました。
今日も全身白装束に身を包み、病院内を外来化学療法部へ向けて歩きます。
学生用のミーティングルームに到着し、しばし待てば班員も集結。
俺「ほいじゃサクサクと完成させちゃいましょうか。」
A「おう。3時までには終わらせちゃおう。」
俺「それにしても学生専用の部屋があるのは便利やね。」
A「そうやなー。基本自由やしね。」
ミーティングルームは広さにして8畳ほどの密室、
中心には会議用の机があり、モダンなデザインの椅子が8個ほど。
PCとプリンターも常備され、資料作成にはなかなかいい環境です。
俺「それにしてもこの部屋、なかなか快適やなー。」
A「せやねー。」
俺「もともとは何のための部屋だったんだろう??」
ちょっとそんな疑問を抱き、
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・・・
俺たちの存在って。。。(←※テンション急降下)
というわけで自分達の存在意義について多少悩みながら、
夕方に迫った発表会に向けて論文の要約と格付け作業に追われるのでした。
夕方5時半、教授と助教授が登場し発表会スタート。
まずは我がグループのプレゼンテーションから始まりました。
多発性骨髄腫の再発例に対して、高用量dexamethasone投与と
bortezomib投与の効果を比較する第三相臨床試験についての論文。
特にTAPS評価について先生から数々のツッコミを頂きました。
話は現代の臨床試験の実情やさらに広がり医学とビジネスの関係の話題へ。
物事を客観的に見ることがいかに大切かという話題から、
さらには確率統計的な物の考え方の話題へ、
医者として、科学者として身に付けるべき思考の話題まで。
先生の熱意にも、今日お聞きした話の重要性を感じ取った伯耕でした。
別グループの悪性胸膜中皮腫についての論文のプレゼンも終われば、
これにて外来化学療法部での実習は終了です。
予想していたよりもなかなか面白く、いい印象だった科でありました。
時刻はもう午後7時、京大病院内をテクテクと歩き、
偶然合流したツナマヨと共に更衣室で着替えて病院を後にしたのでした。
さーてと、再び大学生協ルネで飯でも食うとしますか。
大学生協ルネにて、飯を食いながらツナマヨとおしゃべり。
俺「最近さー、俺の前に2つの壁が立ちはだかってんねん。」
ツ「何さ?」
俺「産婦人科と小児科。覚える量多すぎる。。。」
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04月20日(木)
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